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小砂利
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こじゃり
ふりがな文庫
“
小砂利
(
こじゃり
)” の例文
足
許
(
もと
)
の砂にも、
小砂利
(
こじゃり
)
にも、
南豆
(
ナンキン
)
玉の青いのか、色
硝子
(
ガラス
)
の欠けらの緑色のが
零
(
こぼ
)
れているように、光っているものが交っている。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その一と包みを念のために
抽
(
ひ
)
き出すと、それは可なりの目方があって、なんだか
小砂利
(
こじゃり
)
でも包んであるかのように感じられた。
半七捕物帳:28 雪達磨
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
素敵
(
すてき
)
に
灼
(
や
)
きをかけられてよく
研
(
みが
)
かれた
鋼鉄製
(
こうてつせい
)
の天の野原に
銀河
(
ぎんが
)
の水は音なく
流
(
なが
)
れ、
鋼玉
(
こうぎょく
)
の
小砂利
(
こじゃり
)
も光り
岸
(
きし
)
の砂も一つぶずつ数えられたのです。
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
の
峰
(
みね
)
がくずれたころ、この
列
(
れつ
)
は、
広々
(
ひろびろ
)
とした
病院
(
びょういん
)
の
門
(
もん
)
を
入
(
はい
)
って、
小砂利
(
こじゃり
)
の
上
(
うえ
)
へ
軽
(
かろ
)
やかなくつ
音
(
おと
)
をたてたのであります。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
運動場に敷く
小砂利
(
こじゃり
)
のことまで考えだし、頭はぐらぐらして気は遠くなり、それでいて神経は
何処
(
どこか
)
に
焦焦
(
じりじり
)
した気味がある……
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
ちょうどお月さまが、ひるのようにあかるく照っていて、うちの前にしいてある白い
小砂利
(
こじゃり
)
が、それこそ
銀貨
(
ぎんか
)
のように、きらきらしていました。
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
広びろした庭の
小砂利
(
こじゃり
)
をふんで、セーラー服や
吊
(
つり
)
スカートの少女たちが、三々五々つつましやかに歩き廻つてゐる。
ハビアン説法
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
好い時に帰って来たよといってる中に、風が交って雨は
小砂利
(
こじゃり
)
を
打
(
ぶ
)
っつけるように恐ろしい勢いで降って来ました。
幕末維新懐古談:64 大仏の末路のあわれなはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
とんがった
小砂利
(
こじゃり
)
をしきつめた
往来
(
おうらい
)
が、一日十二マイル(約十九キロ)も歩いて来た旅行者の足をなやました。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
いつの間に掃除をしたものか朝露に湿った
小砂利
(
こじゃり
)
の上には、投捨てた汚い
紙片
(
かみきれ
)
もなく、朝早い境内はいつもの
雑沓
(
ざっとう
)
に引かえて妙に広く
神々
(
こうごう
)
しく
寂
(
しん
)
としている。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
けれども自分達は
石屑
(
いしくず
)
や
小砂利
(
こじゃり
)
の混ってある
麦焦
(
むぎこが
)
しの粉を少しばかり
椀
(
わん
)
の中に入れて、それを茶で
掻廻
(
かきまわ
)
して喫べる位のもので、それも腹一ぱい喰べればいいけれども腹八分目とまではいかない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
結城邸を
辞
(
じ
)
した私は、猟奇者の常として、何となく例の古井戸が気にかかるものだから、そこの空地を通って、存分井戸の側を眺め廻し、それからあの犬の足跡が消えていた
小砂利
(
こじゃり
)
の多い道路に出て
何者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ほんとうはそのまに、れいの白い
小砂利
(
こじゃり
)
をせっせとかくしから出しては、道におとしおとししていたのです。
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
小砂利
(
こじゃり
)
をいっぱい
積
(
つ
)
んだ
箱
(
はこ
)
の
上
(
うえ
)
に、
先刻
(
さっき
)
のどなった、
元気
(
げんき
)
な
若者
(
わかもの
)
が
突
(
つ
)
っ
立
(
た
)
っていました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まあいちばんよく教えてもちったのは、
休憩
(
きゅうけい
)
の時間で、木の根かたや、
小砂利
(
こじゃり
)
の山の上や、または
芝生
(
しばふ
)
なり、道ばたの草の上が、みんなわたしの木ぎれをならべる
机
(
つくえ
)
が代わりになった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
玄関
脇
(
わき
)
の
小砂利
(
こじゃり
)
の上には
形
(
かた
)
ちのよい自動車が主人を送って来て控えている。
大橋須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
その
行方
(
ゆくえ
)
は
光
(
ひか
)
った
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
の
中
(
なか
)
に
没
(
ぼっ
)
していました。
工事場
(
こうじば
)
の
付近
(
ふきん
)
には、
石
(
いし
)
の
破片
(
はへん
)
や、
小砂利
(
こじゃり
)
や、
材木
(
ざいもく
)
などが
積
(
つ
)
んでありました。また、ほかの
工夫
(
こうふ
)
たちは、
重
(
おも
)
い
鉄槌
(
てっつい
)
で、
材木
(
ざいもく
)
を
川
(
かわ
)
の
中
(
なか
)
へ
打
(
う
)
ち
込
(
こ
)
んでいます。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「こりゃ、
小砂利
(
こじゃり
)
よりずっとましだよ。」
ヘンゼルとグレーテル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
砂
常用漢字
小6
部首:⽯
9画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“小砂利”で始まる語句
小砂利共
小砂利道