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夜昼
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よるひる
ふりがな文庫
“
夜昼
(
よるひる
)” の例文
旧字:
夜晝
若い者を集めて
夜昼
(
よるひる
)
剣術の稽古をやったり鉄砲などを備えて置きますから、あなた様にもその心持でおいでにならないと危のうございますぞ
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
雪下
(
ゆきふる
)
事
盛
(
さかん
)
なる
時
(
とき
)
は、
積
(
つも
)
る雪家を
埋
(
うづめ
)
て雪と
屋上
(
やね
)
と
均
(
ひとし
)
く
平
(
たひら
)
になり、
明
(
あかり
)
のとるべき処なく、
昼
(
ひる
)
も
暗夜
(
あんや
)
のごとく
燈火
(
ともしび
)
を
照
(
てら
)
して家の内は
夜昼
(
よるひる
)
をわかたず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
佐吉
(
きもち
)
のお
母
(
かあ
)
さんは、やさしいお
母
(
かあ
)
さんでありましたが、ふとした
病気
(
びょうき
)
にかかりました。
佐吉
(
さきち
)
は、
夜昼
(
よるひる
)
しんせつにお
母
(
かあ
)
さんの
看病
(
かんびょう
)
をいたしました。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おとうさんと
姫
(
ひい
)
さんとで、
夜昼
(
よるひる
)
、まくら
元
(
もと
)
につききりで
看病
(
かんびょう
)
したかいもなく、もういよいよ
今日
(
きょう
)
あしたがむずかしいというほどの
容態
(
ようだい
)
になりました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
葉子の性癖としていつでもできるだけ豊かな快い
夜昼
(
よるひる
)
を送るようにのみ傾いていたので、貞世の病院生活にも、だれに見せてもひけを取らないだけの事を
上
(
うわ
)
べばかりでもしていたかった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
其
(
それ
)
も
突
(
つゝ
)
かけに
夜昼
(
よるひる
)
かけて
此処
(
こゝ
)
まで
来
(
き
)
たなら、まだ/\
仕事
(
しごと
)
の
手前
(
てまへ
)
、
山
(
やま
)
にも
水
(
みづ
)
にも
言訳
(
いひわけ
)
があるのに……
彼方
(
あつち
)
へ
二晩
(
ふたばん
)
此方
(
こつち
)
へ
三晩
(
みばん
)
、
泊
(
とま
)
り
泊
(
とま
)
りの
道草
(
みちくさ
)
で、——
花
(
はな
)
には
紅
(
くれなゐ
)
、
月
(
つき
)
には
白
(
しろ
)
く、
処々
(
ところ/″\
)
の
温泉
(
をんせん
)
を
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今度
(
こんど
)
はひるまです。なぜなら
夜昼
(
よるひる
)
はどうしてもかわるがわるですから。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
あなた
方
(
がた
)
に
夜昼
(
よるひる
)
を寝たり起きたりして過させるのだ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
しゅてんどうじはその
御殿
(
ごてん
)
の中で、
夜昼
(
よるひる
)
お
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んで、わたくしどもに
歌
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
ったり、
踊
(
おど
)
りを
踊
(
おど
)
らせたり、手足をさすらせたりして、あきるとつかまえて、むごたらしく
生
(
い
)
き
血
(
ち
)
を
吸
(
す
)
って
大江山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
夜昼
(
よるひる
)
の見さかいもなく、帯も解かずに看護の手を尽くした葉子は、どうかするとふらふらとなって、頭だけが五体から離れてどこともなく漂って行くかとも思うような不思議な錯覚を感じながら
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
月も日もなく、
夜昼
(
よるひる
)
七日
(
なのか
)
流れたつて言ふんですもの……
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜昼
(
よるひる
)
貰った宝の事を、それよりもくれた人の事を
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
お
前
(
まえ
)
たちも人のすてたものや、そこらにこぼれた
物
(
もの
)
を
拾
(
ひろ
)
って
食
(
た
)
べていればいいのだが、これまでのように、
夜昼
(
よるひる
)
かまわず、人のうちの中をかけまわって
盗
(
ぬす
)
み
食
(
ぐ
)
いをしたり、
着物
(
きもの
)
を
食
(
く
)
いやぶったり
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
千里眼のリンケウスは、
夜昼
(
よるひる
)
油断なく
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
昼
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業