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利根川
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とねがは
ふりがな文庫
“
利根川
(
とねがは
)” の例文
しかし僕の小学時代に大川に浪を立てるものは「一銭蒸汽」のあるだけだつた。或はその
外
(
ほか
)
に
利根川
(
とねがは
)
通ひの
外輪船
(
ぐわいりんせん
)
のあるだけだつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
利根川
(
とねがは
)
の
開鑿工事
(
かいさくこうじ
)
へ
行
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
秋
(
あき
)
の
頃
(
ころ
)
から
土方
(
どかた
)
が
勸誘
(
くわんいう
)
に
來
(
き
)
て
大分
(
だいぶ
)
甘
(
うま
)
い
噺
(
はなし
)
をされたので
此
(
こ
)
の
近村
(
きんそん
)
からも五六
人
(
にん
)
募集
(
ぼしふ
)
に
應
(
おう
)
じた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
利根川
(
とねがは
)
の
流
(
ながれ
)
が
汎濫
(
はんらん
)
して、
田
(
た
)
に、
畠
(
はたけ
)
に、
村里
(
むらざと
)
に、
其
(
そ
)
の
水
(
みづ
)
が
引殘
(
ひきのこ
)
つて、
月
(
つき
)
を
經
(
へ
)
、
年
(
とし
)
を
過
(
す
)
ぎても
涸
(
か
)
れないで、
其
(
そ
)
のまゝ
溜水
(
たまりみづ
)
に
成
(
な
)
つたのがあります。……
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
殺した時
其方
(
そつち
)
が
利根川
(
とねがは
)
へ死骸を
打込
(
うちこま
)
ふと
言
(
いつ
)
たら三五郎が言には川へ流しては
後日
(
ごにち
)
が
面倒
(
めんだう
)
だ幸ひ此彌十に頼んで
火葬
(
くわさう
)
に
爲
(
し
)
て
貰
(
もら
)
へば
死骸
(
しがい
)
も殘さず三人の影も
形
(
かたち
)
も無なるゆゑ金兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それで
彼
(
かれ
)
は
遠
(
とほ
)
く
利根川
(
とねがは
)
の
工事
(
こうじ
)
へも
行
(
い
)
つたのであつた。
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
の
伎倆
(
うで
)
を
恃
(
たの
)
んで
居
(
ゐ
)
る。
彼
(
かれ
)
は
以前
(
いぜん
)
からも
少
(
すこ
)
しづつ
開墾
(
かいこん
)
の
仕事
(
しごと
)
をした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
其方儀
平生
(
へいぜい
)
身持
(
みもち
)
宜
(
よろし
)
からず
博奕
(
ばくえき
)
喧嘩
(
けんくわ
)
を
好
(
この
)
み其後重四郎
并
(
ならび
)
に三五郎より頼まれ候とは
雖
(
いへど
)
も掃部茂助藤兵衞三人の死骸を
燒棄
(
やきすて
)
其上
右
(
みぎ
)
骨
(
ほね
)
は
利根川
(
とねがは
)
へ流し候段
重々
(
ぢう/\
)
不屆の所
格別
(
かくべつ
)
の御
仁惠
(
じんゑ
)
を以て
遠島
(
ゑんたう
)
申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼
(
かれ
)
は
冬
(
ふゆ
)
になつてまた
起
(
おこ
)
りかけた
僂痲質斯
(
レウマチス
)
を
恐
(
おそ
)
れて
極
(
きは
)
めてそろ/\と
歩
(
ほ
)
を
運
(
はこ
)
んだ。
利根川
(
とねがは
)
を
渡
(
わた
)
つてからは
枯木
(
かれき
)
の
林
(
はやし
)
は
索寞
(
さくばく
)
として
連續
(
れんぞく
)
しつゝ
彼
(
かれ
)
を
呑
(
の
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“利根川”の解説
利根川(とねがわ)は、大水上山を水源として関東地方を北から東へ流れ、太平洋に注ぐ一級河川。一級水系であり、利根川水系の本流である。河川の規模は日本最大級であり、日本三大河川の一つ。首都圏の水源として国内の経済活動上重要な役割を果たしている。「坂東太郎(ばんどうたろう。“東国にある日本一の大河”)」の異名を持つ日本三大暴れ川の一つで、江戸時代初期に行われた河川改修である利根川東遷事業により、流路を変更された歴史を持つ。
(出典:Wikipedia)
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“利根川”で始まる語句
利根川堤
利根川保
利根川沿
利根川通
利根川邊
利根川図志
利根川圖志