“わるもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワルモノ
語句割合
悪漢40.3%
悪者33.9%
惡者6.5%
悪徒4.8%
惡漢3.2%
惡物1.6%
奸物1.6%
悪少狡児1.6%
悪棍1.6%
惡僕1.6%
惡棍1.6%
狡猾者1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛び込んで無茶苦茶に安田一角を打据(うちす)えました、これを見た悪漢(わるもの)どもは「それ先生が」と駈出して来ましたが側へ進みません、花車は傍(かたえ)を見向き
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
わしを殺そうとした悪者(わるもの)の一派が、ここへやって来るのだ。あんたの姿を見れば、あんたにも危害(きがい)を加えるだろう。よくおぼえているがいい。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
卷(ま)き恐れ其不敵なるを感じ世に類(たぐ)ひなき惡者(わるもの)も有れば有る者とます/\心を傾(かたぶ)けて兩人とも一味なして寶澤が運(うん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
各(おのおの)真紅の毒舌を出しながら、悪徒(わるもの)の手といい足といい首胴の差別なく巻き付いている、髪面(ひげづら)の悪徒(わるもの)は苦しそうな顔をして悶(もが)き苦しんでいるというような絵を見た事があるが
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
それをまるで薪木(たきぎ)にもならないものだと嘲つて棄てさせようとした惡漢(わるもの)は誰だ
何だ喧(やかま)しい贅言(たはごと)云ずと此己(おれ)を叔父だと云(ぬか)せば濟(すむ)事だと罵(のゝし)る聲の耳に入(いり)九郎兵衞は不※目を覺(さま)し猶も樣子を打聞(うちきく)に詫(わび)る一人の女の聲扨は我今眠(ねぶ)りし中惡物(わるもの)共がお里を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
落して茫然(ばうぜん)として居たりけるお專は如何にも氣の毒に思ひ種々(いろ/\)考(かんが)へしに之は全く過日の惡物(わるもの)の業(わざ)に非ず同村中の人成(な)らん斯(かく)申さば何となく人を誹(そし)る樣なれども私しも係(かゝ)り合ひの事なれば心に思ふ所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
羂(わな)に富める者乃ち答へて曰ひけるは、侶(とも)の悲しみを増さしむれば、我は至極の奸物(わるもの)なるべし 一〇九—一一一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
村のあぶれものの悪少狡児(わるもの)六人というのがやにわに瓜番の小屋へ担ぎあげて無礼をした、——三年と経(た)たず六人とも、ばたばたと死んだために、懺悔(ざんげ)滅罪抜苦功徳のためとして、小さな石地蔵が六体
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
哀(あわれ)むべし文三は竟(つい)に世にも怖(おそ)ろしい悪棍(わるもの)と成り切ッた所へ、お勢は手に一部の女学雑誌を把持(も)ち、立(たち)ながら読み読み坐舗(ざしき)へ這入て来て、チョイト昇に一礼したのみで嫣然(にっこり)ともせず
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
請取(うけとり)夫(それ)より呉服橋へ掛り四日市へと來懸(きかゝ)るに當時(そのころ)は今と違(ちが)ひ晝も四日市邊(へん)は淋(さび)しく人通(ひととほ)り稀(まれ)なれば清三郎は惡僕(わるもの)二人(ふたり)と共に此處に待伏(まちぶせ)なし居たり又七は金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
年若き客人は刃物は嫌ひなるべし。客人、われ等に逢ひ給ひしは爲合(しあは)せなり。若し惡棍(わるもの)などに逢ひ給はゞ、素裸にせられ給はん。金あらば我等にあづけ給へ。
小鳥(とり)の音を鳴く狡猾者(わるもの)よ
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)