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悪徒
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わるもの
ふりがな文庫
“
悪徒
(
わるもの
)” の例文
旧字:
惡徒
座敷へ
上
(
あが
)
ってキャア/\騒がれては大変と思いましたが、新吉はもとよりそれ程
悪徒
(
わるもの
)
という程でも有りませんから、たゞ甚藏の
見相
(
けんそう
)
に驚きぶる/\
慓
(
ふる
)
えているから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
各
(
おのおの
)
真紅の毒舌を出しながら、
悪徒
(
わるもの
)
の手といい足といい首胴の差別なく巻き付いている、
髪面
(
ひげづら
)
の
悪徒
(
わるもの
)
は苦しそうな顔をして
悶
(
もが
)
き苦しんでいるというような絵を見た事があるが
二面の箏
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
私は死んでもそんな
悪徒
(
わるもの
)
の自由になるまいとおもいまして、此処まで夢中になって逃げてまいりましたが、もう苦しくて、歩けないようになりましたから、倒れておりました
魔王物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「私は
悪徒
(
わるもの
)
の手から逃げて、此の
上流
(
かわかみ
)
の山の裾から来た者でございます」
魔王物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
元来
箏
(
こと
)
という楽器は日本の楽器中でも一番凄みのあるものだ、私がまだ幼い時に見た
草艸紙
(
くさぞうし
)
の中に
豊國
(
とよくに
)
だか誰だったか
一寸
(
ちょっと
)
忘れたが、何でも美しいお姫様を一人の
悪徒
(
わるもの
)
が白刃で
真向
(
まっこう
)
から切付ける。
二面の箏
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
▼ もっと見る
勿論
悪徒
(
わるもの
)
ですから誰の
所業
(
しわざ
)
と詮議して呉れる者も有りません。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
“悪”で始まる語句
悪
悪戯
悪口
悪寒
悪魔
悪辣
悪漢
悪罵
悪戯者
悪業