“悪者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わるもの80.8%
わる15.4%
わるもん3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは、悪者わるものが、あねおとうとをどんなめにあわせるだろうとおもうと、かわいそうになって、ついそれがたくて、あめりのあとについていきました。
子供の時分の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それだけの人数の悪者わるが、いったい、なんのためにみな江戸を離れていったのだろう。……なにか思いあたることがないか」
腕力ではのうて、正義人道と、言論と、法律とが、わしの武器たい。ところがその悪者わるもんの大部分が、この若松じゃあ、民政党、吉田一家と来ちょる。ちょいと、うるさい。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)