惡者わるもの)” の例文
新字:悪者
惡者わるものだと信じたとしても、あなたの良心りやうしんが、あなたの正しいのを證明し、あなたを罪から解くならば、あなたはお友達なしではないわ。
き恐れ其不敵なるを感じ世にたぐひなき惡者わるものも有れば有る者とます/\心をかたぶけて兩人とも一味なして寶澤がうん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
可愛かわいらしき四つばかりの、彼子あれ先刻さつきひとのでござんす、あのちいさな子心こゞゝろにもよく/\くいとおもふとえてわたしことをば鬼々おに/\といひまする、まあ其樣そん惡者わるものえまするかとて
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
充分したゝか打叩うちたゝきければ彼の男よこどうたふされしにぞ其間そのひまに又七と共に殘り二人の惡者わるもの散々さん/″\に打叩きける故みなかなはじと散々ちり/″\にげ行けりされば金は取られずまづ無事に其場を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
物疑ものうたがひといふてはつゆほどもおちなさらぬこゝろのうつくしいひとを、うもうも舌三寸したさんずんだましつけてこゝろのまゝの不義ふぎ放埒はうらつ、これがまあひと女房にようばう所業しわざであらうか、なんといふ惡者わるものの、ひとでなしの
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
傍邊かたはらに聞居たりし後藤は彌々いよ/\立腹りつぷくし夫は如何にも油屋の奴輩やつばら不屆ふとゞきなり何にしても其久兵衞といふやつ惡者わるものに相違なし主從しゆじうしてよめ不義ふぎ仕懸しかけるとは大膽不敵だいたんふてきなり其上離縁状りえんじやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)