“きょうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キョウシ
語句割合
教師37.2%
教旨7.0%
僵尸4.7%
驕侈4.7%
驕恣4.7%
梟鵄2.3%
嬌歯2.3%
享祀2.3%
京枝2.3%
侠士2.3%
兇死2.3%
凶死2.3%
叫子2.3%
喬氏2.3%
姜氏2.3%
嬌姿2.3%
強仕2.3%
強死2.3%
梟示2.3%
狭紙2.3%
郷試2.3%
鞏志2.3%
驕子2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀尾一等卒にこう云われたのは、これも同じ中隊にいた、小学校の教師きょうしだったと云う、おとなしい江木えぎ上等兵じょうとうへいだった。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
教旨きょうしはつまりキリスト教によって立てられたのではないか。コーランの中には前世はあるがまた後に生れ変って来るという説明はほとんどありはしない。全くないとはいわぬ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
支那にも同様の伝説があるがまた別に僵尸きょうしとか走尸そうしとかいうものがある。
妖怪漫談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かみこのやうななされ方ゆゑ、したがつては公家くげ武家の末々までひたすらに驕侈きょうしにふけり、天下は破れば破れよ、世間は滅びば滅びよ、人はともあれ我身さへ富貴ふうきならば、他より一段栄耀えように振舞はんと
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
陵の従弟いとこに当たる李敢りかんが太子のちょうを頼んで驕恣きょうしであることまでが、陵への誹謗ひぼうの種子になった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
の時に疾翔大力しっしょうたいりき爾迦夷るかいに告げていわく、あきらかけ、諦に聴け。くこれを思念せよ。我今なんじに、梟鵄きょうしもろもろ悪禽あくきん離苦りく解脱げだつの道を述べんと。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
の時に疾翔大力しっしょうたいりき爾迦夷るかいに告げていわく、あきらかけ、諦に聴け、くこれを思念せよ、我今なんじに、梟鵄きょうしもろもろ悪禽あくきん離苦りく解脱げだつの道を述べん、と。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
黒豆を並べたようなこの若いおかみさんの嬌歯きょうしが、清吉にはこの時も、何か他国者の自分をわらっているように見えてならなかった。宵詣よいまいりにでも来たのであろう。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
くろ嬌歯きょうし
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その死よりしてこれをいわば、すなわち魂遊、魄降、寂として形兆なき、これ気の屈するなり。子孫享祀きょうしして誠をもってこれを感ずるに及びては、すなわちまたよく来たりいたる。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
真打ちはその頃の大看板竹本京枝きょうしであった。
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それは悲壮な行進のであり、かれの余裕と鬱勃うつぼつの勇を示すものだ、易水えきすいをわたる侠士きょうしの歌だ。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
良人の兇死きょうしに駈けつけて来たような狼狽は少しもなかった。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一町人が邪剣を浴びて凶死きょうしした……それだけのことではすまされないものが、なんとなく奉行忠相の胸にこびりついて離れないのである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
地楽星 鉄叫子きょうし 楽和
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
泣き仆れていた妻の喬氏きょうしは、みだれた雲鬢うんびんを良人の顔へ寄せて、よよと、むせび泣いた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かずある侍妾じしょうのうちに姜氏きょうしといううるわしい女があって、特に太祖の恩寵を蒙っていたので、それをねたむものが彼女に不貞のおこないがあると言い触らした。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
麗質嬌姿本絶羣 〔麗質れいしつ 嬌姿きょうし もとよりぐんぜっ
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
欧洲の乱が平定し仏蘭西フランスの国土が独逸人ドイツじんの侵略からわずかに免れ得た時、わたくしは年まさに強仕きょうしに達しようとしていた。それより今日に至るまで葛裘かっきゅうかえること二十たびである。
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
匹夫ひっぷ、匹婦も強死きょうしすれば、その魂魄、なおよく人に馮依ひょういして、もって淫厲いんれいをなす、いわんや良霄りょうしょうをや
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
首はただちに、陣々に梟示きょうしされ、また、軍律の一文が掲げられた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この一狭紙きょうしに、水火両様の奥伝をしたためて、のち此紙これを真ん中から二つに裂き、水の条からはじまる最初の一片と、火のくだりを説いてある後半の別紙と
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
まず女房を一つなぐって家を飛び出し、満々たる自信をもっ郷試きょうしに応じたが、如何いかにせん永い貧乏暮しのために腹中に力無く、しどろもどろの答案しか書けなかったので、見事に落第。
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)
こういって、太守金旋きんせんをいさめたのは、城将のひとり鞏志きょうしという者だった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
驕子きょうし良三は往々五十四万石の細川家から、十万石の津軽家に壻入する若殿をしのいで、旅中下風かふうに立っている少年のたれなるかを知らずにいた。寛五郎は今の津軽伯で、当時わずかに十七歳であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)