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饗應
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もてなし
ふりがな文庫
“
饗應
(
もてなし
)” の例文
新字:
饗応
走るさまは、「コルソオ」の競馬にも似ずや。我家にゆき着かば、樂しき世を送らせん。神の使もえ
享
(
う
)
けぬやうなる
饗應
(
もてなし
)
すべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
四郎右衞門
先々
(
まづ/\
)
と
引止
(
ひきとめ
)
下女に云付
酒
(
さけ
)
肴
(
さかな
)
を出し
懇切
(
ねんごろ
)
に
饗應
(
もてなし
)
て三郎兵衞を歸しけり其後三月十日に三郎兵衞二十兩加賀屋へ
持參
(
ぢさん
)
し
先達
(
せんだつ
)
ての禮を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
百姓
(
ひやくしやう
)
は
忙
(
いそが
)
しい
田植
(
たうゑ
)
が
畢
(
をは
)
れば
何處
(
どこ
)
の
家
(
いへ
)
でも
秋
(
あき
)
の
收穫
(
しうくわく
)
を
待
(
ま
)
つ
準備
(
じゆんび
)
が
全
(
まつた
)
く
施
(
ほどこ
)
されたので、
各自
(
かくじ
)
の
勞
(
らう
)
を
劬
(
ねぎら
)
ふ
爲
(
ため
)
に
相當
(
さうたう
)
な
饗應
(
もてなし
)
が
行
(
おこな
)
はれるのである。
其
(
それ
)
が
早苗振
(
さなぶり
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
乙給仕
饗應
(
もてなし
)
の
式作法
(
しきさはふ
)
一
切
(
さい
)
を、
一人
(
ひとり
)
や
二人
(
ふたり
)
の、
洗
(
あら
)
ひもせぬ
手
(
て
)
でしてのくるやうでは、
穢
(
むさ
)
いことぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
談話
(
はなし
)
の
聽人
(
きゝて
)
は
皆
(
みな
)
婦人
(
ふじん
)
で、
綺麗
(
きれい
)
な
人
(
ひと
)
が
大分
(
だいぶ
)
見
(
み
)
えた、と
云
(
い
)
ふ
質
(
たち
)
のであるから、
羊羹
(
やうかん
)
、
苺
(
いちご
)
、
念入
(
ねんいり
)
に
紫
(
むらさき
)
袱紗
(
ふくさ
)
で
薄茶
(
うすちや
)
の
饗應
(
もてなし
)
まであつたが——
辛抱
(
しんばう
)
をなさい——
酒
(
さけ
)
と
云
(
い
)
ふものは
全然
(
まるで
)
ない。が、
豫
(
かね
)
ての
覺悟
(
かくご
)
である。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
その
饗應
(
もてなし
)
を受けさへすればよかつたのです。
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
拂ひ外に茶代として二百疋を遣はしければ此
度
(
たび
)
は亭主も
辭
(
いな
)
み難く受納め酒肴など出して
饗應
(
もてなし
)
けれども忠八はお花等が
行方
(
ゆくへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
カピ長
婚儀
(
こんぎ
)
の
爲
(
ため
)
にと
準備
(
ようい
)
した一
切
(
さい
)
が
役目
(
やくめ
)
を
變
(
か
)
へて
葬儀
(
さうぎ
)
の
用
(
よう
)
。
祝
(
いは
)
ひの
樂
(
がく
)
は
哀
(
かな
)
しい
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
、めでたい
盛宴
(
ちさう
)
が
法事
(
ほふじ
)
の
饗應
(
もてなし
)
、
樂
(
たの
)
しい
頌歌
(
しょうか
)
は
哀
(
あは
)
れな
挽歌
(
ばんか
)
、
新床
(
にひどこ
)
に
撒
(
ま
)
く
花
(
はな
)
は
葬
(
はふむ
)
る
死骸
(
なきがら
)
の
用
(
よう
)
に
立
(
た
)
つ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
夫の詞少きとはうらうへにて、この媼はめづらしき
饒舌
(
ぜうぜつ
)
なり。そなたは薊生ふる沙原より、われ等に授けられたるイスマエル(
亞伯拉罕
(
アブラハム
)
の子)なるぞ。されどわが
饗應
(
もてなし
)
には足らぬことあらせじ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
饗應
(
もてなし
)
けり十兵衞は長庵に向ひ
御馳走中
(
ごちそうちう
)
申上るも如何なれど
豫
(
かね
)
て手紙にて申上たる次第につき娘文を同道せり何卒
御忙敷
(
おいそがしく
)
も御都合なされ娘を
能
(
よき
)
所へ
早々
(
さう/\
)
御世話下されと
泪
(
なみだ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
饗
漢検準1級
部首:⾷
22画
應
部首:⼼
17画
“饗應”で始まる語句
饗應振