門番もんばん)” の例文
それから足下おぬし深切しんせつがあるなら、門番もんばんにさううて、スーザンとネルをはひらせてくりゃ。(奧に向つて)……アントニー! ポトパン!
ところが、下界げかいでは、そのあくる朝、まきのうしろへもぐりこんで、そのままこごえんでいる少年の小さな死がいを、門番もんばんの人が見つけた。
このとき諭吉ゆきちは、しろ門番もんばんをするつとめがありました。三日みっかに一どは、そのばんがまわってきます。そのだけは、ひるはうつすことができません。
どこからともなく、やわらかなかぜはなのいいかおりをおくってきますので、それをかいでいるうちに、門番もんばんはうとうとと居眠いねむりをしていたのであります。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ここでもまた、門番もんばんが、おまえはどんなしょくをこころえているか、どんなことを知っているか、と、たずねました。
けれどもはらなかでは大事だいじがもうすで半分はんぶんつたごとくにかんじた。自分じぶんもんけてもらひにた。けれども門番もんばんとびら向側むかふがはにゐて、たゝいてもつひかほさへしてれなかつた。たゞ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
門番もんばんところで花を買つて十せん散財さんざいして、おはか掃除さうぢして下さい、塩原多助しほばらたすけはか此方こちらでございませうか、わたし塩原しほばら縁類えんるゐの者でございますが、始めてまゐつたのではかは知りませぬから
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
されば先生は常にはかまをも着せず、一書生いちしょせい風体ふうたいなるにかかわらず、予が家の婢僕等ひぼくら尊敬そんけいして、呼ぶに先生を以てし、門番もんばん、先生を見ればにわかに衣をまといてその裸体らたいおおいてれいせり。
今は法花ほつけ門番もんばんとなる
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あの門番もんばんんだなら
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
ところがふしぎに、それが門番もんばんとか、受付うけつけとか、地位ちいひく人々ひとびとにかぎっていました。さもなければ、大衆食堂たいしゅうしょくどうまえへならぶような人々ひとびとであります。
兄の声 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうどおひめさまが、おしろられてから、たびめのはるがめぐってきたのでありました。そのあいだに、どうしたことか、門番もんばん姿すがたえませんでした。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほんとうに、のびのびとした、いい日和ひよりがつづきましたので、おしろ門番もんばんは、退屈たいくつしてしまいました。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)