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門番
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もんばん
ふりがな文庫
“
門番
(
もんばん
)” の例文
それから
足下
(
おぬし
)
、
深切
(
しんせつ
)
があるなら、
門番
(
もんばん
)
にさう
言
(
い
)
うて、スーザンとネルを
入
(
はひ
)
らせてくりゃ。(奧に向つて)……アントニー! ポトパン!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ところが、
下界
(
げかい
)
では、そのあくる朝、まきのうしろへもぐりこんで、そのままこごえ
死
(
し
)
んでいる少年の小さな死がいを、
門番
(
もんばん
)
の人が見つけた。
キリストのヨルカに召された少年
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
このとき
諭吉
(
ゆきち
)
は、
城
(
しろ
)
の
門番
(
もんばん
)
をするつとめがありました。
三日
(
みっか
)
に一どは、その
番
(
ばん
)
がまわってきます。その
日
(
ひ
)
だけは、
昼
(
ひる
)
はうつすことができません。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
どこからともなく、
柔
(
やわ
)
らかな
風
(
かぜ
)
が
花
(
はな
)
のいい
香
(
かお
)
りを
送
(
おく
)
ってきますので、それをかいでいるうちに、
門番
(
もんばん
)
はうとうとと
居眠
(
いねむ
)
りをしていたのであります。
お姫さまと乞食の女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ここでもまた、
門番
(
もんばん
)
が、おまえはどんな
職
(
しょく
)
をこころえているか、どんなことを知っているか、と、たずねました。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
けれども
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
では
大事
(
だいじ
)
がもう
既
(
すで
)
に
半分
(
はんぶん
)
去
(
さ
)
つた
如
(
ごと
)
くに
感
(
かん
)
じた。
自分
(
じぶん
)
は
門
(
もん
)
を
開
(
あ
)
けて
貰
(
もら
)
ひに
來
(
き
)
た。けれども
門番
(
もんばん
)
は
扉
(
とびら
)
の
向側
(
むかふがは
)
にゐて、
敲
(
たゝ
)
いても
遂
(
つひ
)
に
顏
(
かほ
)
さへ
出
(
だ
)
して
呉
(
く
)
れなかつた。たゞ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
門番
(
もんばん
)
の
処
(
ところ
)
で花を買つて十
銭
(
せん
)
散財
(
さんざい
)
して、お
墓
(
はか
)
を
掃除
(
さうぢ
)
して下さい、
塩原多助
(
しほばらたすけ
)
の
墓
(
はか
)
は
此方
(
こちら
)
でございませうか、
私
(
わたし
)
は
塩原
(
しほばら
)
の
縁類
(
えんるゐ
)
の者でございますが、始めてまゐつたので
墓
(
はか
)
は知りませぬから
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
されば先生は常に
袴
(
はかま
)
をも着せず、
一書生
(
いちしょせい
)
の
風体
(
ふうたい
)
なるにかかわらず、予が家の
婢僕等
(
ひぼくら
)
皆
尊敬
(
そんけい
)
して、呼ぶに先生を以てし、
門番
(
もんばん
)
、先生を見れば
俄
(
にわ
)
かに衣を
纒
(
まと
)
いてその
裸体
(
らたい
)
を
蔽
(
おお
)
いて
礼
(
れい
)
を
為
(
な
)
せり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
今は
法花
(
ほつけ
)
の
門番
(
もんばん
)
となる
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あの
門番
(
もんばん
)
が
死
(
し
)
んだなら
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
ところがふしぎに、それが
門番
(
もんばん
)
とか、
受付
(
うけつけ
)
とか、
地位
(
ちい
)
の
低
(
ひく
)
い
人々
(
ひとびと
)
にかぎっていました。さもなければ、
大衆食堂
(
たいしゅうしょくどう
)
の
前
(
まえ
)
へならぶような
人々
(
ひとびと
)
であります。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ちょうどお
姫
(
ひめ
)
さまが、お
城
(
しろ
)
を
出
(
で
)
られてから、
三
(
み
)
たびめの
春
(
はる
)
がめぐってきたのでありました。その
間
(
あいだ
)
に、どうしたことか、
門番
(
もんばん
)
の
姿
(
すがた
)
は
見
(
み
)
えませんでした。
お姫さまと乞食の女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうに、のびのびとした、いい
日和
(
ひより
)
がつづきましたので、お
城
(
しろ
)
の
門番
(
もんばん
)
は、
退屈
(
たいくつ
)
してしまいました。
お姫さまと乞食の女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“門番”の意味
《名詞》
門 番(もんばん)
門(建物・施設の門(出入口)、都市・街の門の、両方を含む)を見張る人。或いは、門を管理する人。または、それらの当番。
(出典:Wiktionary)
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
“門番”で始まる語句
門番所
門番小屋