トップ
>
詰寄
>
つめよ
ふりがな文庫
“
詰寄
(
つめよ
)” の例文
詰寄
(
つめよ
)
る。
若旦那
(
わかだんな
)
の
手
(
て
)
を、
美少年
(
びせうねん
)
の
方
(
はう
)
から
迎
(
むか
)
へるやうに、じつと
握
(
にぎ
)
る、と
其
(
そ
)
の
手
(
て
)
の
尖
(
さき
)
から
雪
(
ゆき
)
と
成
(
な
)
つて、
再
(
ふたゝ
)
び
白衣
(
びやくい
)
の
美女
(
びぢよ
)
と
變
(
かは
)
つた。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
酔
(
よい
)
に
任
(
まか
)
せて
詰寄
(
つめよ
)
りました。すると母は僕の剣幕の余り鋭いので
喫驚
(
びっくり
)
して僕の顔を見て
居
(
い
)
るばかり、一言も発しません。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
夫
(
そ
)
れは
何
(
ど
)
ういふ
子細
(
しさい
)
でと
父
(
ちゝ
)
も
母
(
はゝ
)
も
詰寄
(
つめよ
)
つて
問
(
とひ
)
かゝるに
今
(
いま
)
までは
默
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
ましたれど
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
の
夫婦
(
めをと
)
さし
向
(
むか
)
ひを
半日
(
はんにち
)
見
(
み
)
て
下
(
くだ
)
さつたら
大底
(
たいてい
)
が
御解
(
おわか
)
りに
成
(
なり
)
ませう
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ついに、かいつむりは再び同じ水には浮かんで来なかった。和泉の国人は
詰寄
(
つめよ
)
っていった。
姫たちばな
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
私たち後輩への
佳
(
よ
)
き教訓になるような気がすると、前回に於いても申述べて置いた
筈
(
はず
)
であるが、そんなら一体どんな教訓になるのか、一言でいえば何か、と
詰寄
(
つめよ
)
られると、私は困却するのである。
花吹雪
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
▼ もっと見る
「
何
(
な
)
、
何故
(
なぜ
)
だ。」と、重太郎は息を
喘
(
はず
)
ませて
詰寄
(
つめよ
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
... 云うな賽転などなら誰が見ても証拠品と思うワな己の
目附
(
めっけ
)
たのは未だズット小さい
者
(
もの
)
だ細い者だ」大鞆は益々
詰寄
(
つめよ
)
り「エ何だ
何
(
ど
)
れ程細い者だ(谷)
聞
(
きか
)
せるのじゃ無いけれど君だから打明けるが実は髪の毛だ、夫も唯一本アノ握ッた手に附て居たから誰も知らぬ先に己がコッソリ取ッて置た」大鞆は心の中にて
私
(
ひそか
)
に笑を
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
小雨
(
こさめ
)
のかゝるやうに、
水筋
(
みづすぢ
)
が
立
(
た
)
つほど、
幾
(
いく
)
らでも、といふ……
半
(
なかば
)
から、
緑蝶夫人
(
ろくてふふじん
)
は
気
(
き
)
を
籠
(
こ
)
めて、
瞳
(
ひとみ
)
を
寄
(
よ
)
せ、もう
一人
(
ひとり
)
は
掌
(
てのひら
)
をひら/\
動
(
うご
)
かし、じり/\と
卓子台
(
ちやぶだい
)
に
詰寄
(
つめよ
)
ると
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
何
(
なに
)
が、
何者
(
なにもの
)
が
居
(
ゐ
)
るんだ。』と
雪枝
(
ゆきえ
)
は
苛立
(
いらだ
)
つて
犇
(
ひし
)
と
詰寄
(
つめよ
)
る。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
目
(
め
)
が
逆立
(
さかだ
)
つて、
又
(
また
)
じり〻と
詰寄
(
つめよ
)
る。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
詰
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
“詰”で始まる語句
詰
詰問
詰襟
詰所
詰責
詰腹
詰侍
詰襟服
詰切
詰衆