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棲
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すま
ふりがな文庫
“
棲
(
すま
)” の例文
遥々
(
はるばる
)
我を頼みて来し、その心さえ浅からぬに、
蝦夷
(
えぞ
)
、松前はともかくも、箱根以東にその様なる
怪物
(
ばけもの
)
を
棲
(
すま
)
せ置きては、我が職務の恥辱なり。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
地獄
(
ぢごく
)
の
夜叉
(
やしゃ
)
の
肉體
(
からだ
)
には
何者
(
なにもの
)
を
住
(
す
)
ませうとや? あんな
内容
(
なかみ
)
にあのやうな
表紙
(
へうし
)
を
附
(
つ
)
けた
書
(
ほん
)
があらうか? あんな
華麗
(
りっぱ
)
な
宮殿
(
きゅうでん
)
に
虚僞
(
うそ
)
譎詐
(
いつはり
)
が
棲
(
すま
)
はうとは!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
邸内に
棲
(
すま
)
わせてある長尾の
一家
(
いっけ
)
にも、折々多少の
風波
(
ふうは
)
が起る。そうすると必ず
五百
(
いお
)
が調停に
往
(
ゆ
)
かなくてはならなかった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
われらのご先祖と、一緒にお
棲
(
すま
)
ひなされたお方ぢゃ。今でも爾迦夷
上人
(
しゃうにん
)
と申しあげて、毎月十三日がご命日ぢゃ。
二十六夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「狐か狸でも
棲
(
すま
)
ってそうな家だねえ」耕吉はつくづくそう思って、思わず弱音を吐いた。
贋物
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
▼ もっと見る
立退
(
たちの
)
き
鳥
(
とり
)
棲
(
すま
)
ぬ山の
奧
(
おく
)
虎
(
とら
)
臥
(
ふ
)
す
野邊
(
のべ
)
も
厭
(
いと
)
ひなく御連添下され度夫のみ念じ上參らせ候右に付九助事江戸にて百八十兩
貯
(
たくは
)
へたる金子島田
宿
(
じゆく
)
中町の
旅籠屋
(
はたごや
)
にて水田屋藤八と申方へ預け置割符の
曼陀羅
(
まんだら
)
持歸り申候
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
われらのご先祖と、一緒にお
棲
(
すま
)
いなされたお方じゃ。今でも爾迦夷
上人
(
しょうにん
)
と申しあげて、毎月十三日がご命日じゃ。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
花
(
はな
)
の
顏
(
かほ
)
に
潛
(
ひそ
)
む
蝮
(
まむし
)
の
心
(
こゝろ
)
! あんな
奇麗
(
きれい
)
な
洞穴
(
ほらあな
)
にも
毒龍
(
どくりう
)
は
棲
(
すま
)
ふものか?
面
(
かほ
)
は
天使
(
てんし
)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
渋江氏が亀沢町に来る時、五百はまた長尾一族のために、
本
(
もと
)
の
小家
(
こいえ
)
を新しい邸に
徙
(
うつ
)
して、そこへ一族を
棲
(
すま
)
わせた。
年月
(
ねんげつ
)
は
詳
(
つまびらか
)
にせぬが、長尾氏の二女の人に嫁したのは、亀沢町に来てからの事である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
彼是と
勘考
(
かんかう
)
するに今度の儀も
篤實
(
とくじつ
)
過
(
すぎ
)
汝が身の
難儀
(
なんぎ
)
に成しかも量り難し水清ければ
魚
(
うを
)
棲
(
すま
)
ず人明らかならば
交
(
まじ
)
はり少なしとは汝が事ならん扨々
憫然
(
あはれ
)
至極
(
しごく
)
と
姑
(
しば
)
らく
默止
(
もくし
)
て居られしかば
白洲
(
しらす
)
は
寂
(
しん
)
と
靜
(
しづ
)
まりたり
良
(
やゝ
)
有りて大岡殿再び九助に向はれ番人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
棲
漢検準1級
部首:⽊
12画
“棲”を含む語句
棲居
共棲
同棲
隠棲
棲所
独棲
同棲生活
棲家
棲息
棲処
群棲
両棲
棲木
同棲者
両棲類
孤棲
辻棲
棲遅
棲息地
旧棲
...