本能ほんのう)” の例文
あちらで、それをおくさまは、おんなはだれでも、かがみがあれば、しぜんに自分じぶん姿すがたうつしてるのが、本能ほんのうということをらなそうに
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わか女性ぢよせいたいして、じゆん感情かんじやうももつてゐたから、誘惑いうわくふのはあたらないかもれなかつたけれど、色々いろ/\条件でうけんと、同棲生活どうせいせいくわつ結果けつくわからると、かれ本能ほんのう
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
さうして什麽どんなときでも本能ほんのう衝動そゝ機會きくわいがあればくのだといつてつてかへるもひつそりとした。大雨おほあめあとはたけへは百姓ひやくしやう大抵たいていひかにしてなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
みぎのような條件じようけん完全かんぜんそなはつてゐなくとも、大抵たいていひと屋外おくがい避難ひなんせんとあせるにちがひない。これはむし動物どうぶつ本能ほんのうであらう。まへなにかすめてとほるとききゆうまぶたぢるような行動こうどうあひてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かれのするどい本能ほんのうで、かれはまもなくせきをするたんびにわたしが麦菓子をくれることに気がついた。かれはそれをいいことにして、自分のたいへんきな薬をもらうために、しじゅうせきをした。
本能ほんのう、これがただ本能ほんのうだけで出來できることから?)
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
人間にんげんが、まったくあいしなくなったら、そのくにほろびてしまうだろう。人間にんげんあいする本能ほんのうがなかったら、芸術げいじゅつというものは、はじめから存在そんざいしないのだから。
金歯 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、こうしたはなしがると、自由じゆうした本能ほんのうが、みんなのこころなか目覚めざめたのでした。
がん (新字新仮名) / 小川未明(著)