“ほんのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本能88.9%
本納11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうして什麽どんなときでも本能ほんのう衝動そゝ機會きくわいがあればくのだといつてつてかへるもひつそりとした。大雨おほあめあとはたけへは百姓ひやくしやう大抵たいていひかにしてなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
みぎのような條件じようけん完全かんぜんそなはつてゐなくとも、大抵たいていひと屋外おくがい避難ひなんせんとあせるにちがひない。これはむし動物どうぶつ本能ほんのうであらう。まへなにかすめてとほるとききゆうまぶたぢるような行動こうどうあひてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
内田邦彦くにひこ君の『南総之俚俗なんそうのりぞく』の中に、東上総ひがしかずさ本納ほんのう辺の慣習として、鬼子が生まれると歳神様としがみさまへ上げた棒でたたくとある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)