“東上総”の読み方と例文
読み方割合
ひがしかずさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関東では東上総（ひがしかずさ）の布施（ふせ）という村の道の傍にも、幾抱えもある老木の杉が二本あって、その地を二本杉と呼んでおりました。
日本の伝説 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
内田邦彦（くにひこ）君の『南総之俚俗（なんそうのりぞく）』の中に、東上総（ひがしかずさ）の本納（ほんのう）辺の慣習として、鬼子が生まれると歳神様（としがみさま）へ上げた棒で叩（たた）くとある。
山の人生 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
太平洋に面した東上総（ひがしかずさ）の村々で、クラッコ鳥といっているのも、やはりこの郭公のことであったらしい。
野草雑記・野鳥雑記：02 野鳥雑記 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)