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東上総
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ひがしかずさ
ふりがな文庫
“
東上総
(
ひがしかずさ
)” の例文
関東では
東上総
(
ひがしかずさ
)
の
布施
(
ふせ
)
という村の道の傍にも、幾抱えもある老木の杉が二本あって、その地を二本杉と呼んでおりました。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
内田
邦彦
(
くにひこ
)
君の『
南総之俚俗
(
なんそうのりぞく
)
』の中に、
東上総
(
ひがしかずさ
)
の
本納
(
ほんのう
)
辺の慣習として、鬼子が生まれると
歳神様
(
としがみさま
)
へ上げた棒で
叩
(
たた
)
くとある。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
太平洋に面した
東上総
(
ひがしかずさ
)
の村々で、クラッコ鳥といっているのも、やはりこの郭公のことであったらしい。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
東上総
(
ひがしかずさ
)
の
小高
(
おだか
)
、東小高の両部落では、昔から決して大根を栽培せぬのみならず、たまたま
路傍
(
みちばた
)
に自生するのを見付けても、驚いて御
祈祷
(
きとう
)
をするくらいでありました。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
テノコ 千葉県
東上総
(
ひがしかずさ
)
方面では糠をテノコという(千葉方言)。おそらくは籾殻だけをヌカといっていたので、いわゆる粉糠には別にこういう名が入用だったのであろう。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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その形が
鯉
(
こい
)
の頭に似ているからコヒグチと東京では謂い、
東上総
(
ひがしかずさ
)
ではブタグチとも謂っている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
そこを最初にくるくると廻り植えする風は、
東上総
(
ひがしかずさ
)
の海沿いだけの奇習ではなかった。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
“東上”で始まる語句
東上
東上線