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持合
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もちあは
殊勝らしく
聞えて
如何ですけれども、
道中、
宮、
社、
祠のある
處へは、
屹と
持合せた
藥の
中の、
何種のか、
一包づゝを
備へました。
だが、
入院するとしても、
誰一人入院料などを
持合してゐる
筈がないので、
施療患者を
扱ふ
病院へ
入れるより
仕方がなかつた。
今持合してゐませんけど、それくらいで
宜しいのならいつでもお
払ひしますから、どうぞ
石屋へ、
御面倒でもお
話して
下さいませんか。お
願ひ
致します。
なし漸く金一兩一分と
極り直八は道具屋に向ひ
直は付たが金子の
持合せは
少々不足だが
漸して是を手付として置て行ませうと金一
分取出し
翌日の
朝殘りの金を
拾ひ取
眞向より
唐竹割に
切下たれば何かは以て
堪るべき宅兵衞は聲をも立ず死したりけり吾助は一
息吐て
傍を見廻し宅兵衞が
懷中を
掻探り
持合せたる金子五兩二分を
空腹へ、
秋刀魚、
燒いもの
如きは、
第一にきくのである。
折角、
結構なる
體臭をお
持合せの
御婦人方には、
相すまぬ。が……
從つて、
拂ひもしないで、
敷かせ
申した。
遣し外に廿兩
持合せ有れども七十兩
足申さず候間五六日の處七八十兩借用申度と
隱居へ申込候處當金百兩有れども
門跡樣へ納る
故用立難しと是非なく
相斷り候に付外にて手段せんと
暇乞致せし時質物を