幸運こううん)” の例文
わしは、むすめをわらわせたものに、むすめをやると約束やくそくしてあるのだ。おまえは、幸運こううんのおれいかみさまにもうすがよい。
ふたりは、幸運こううんのしっぽを、たしかにつかんだ人のように、あわてずに、進んでいきました。竹切れは、ぬいてすてました。重箱じゅうばこは松吉が持ちました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
すでたふ建立けんりつをはつたので、最早もはや歸途きとむか一方いつぽうである。往復わうふく五日いつか豫定よていが、その二日目ふつかめには首尾しゆびよく歸終きろくやうになつたのは、非常ひじやう幸運こううんである。
小人というものはどこか家のそばにんでいるということを、まえから聞いていましたし、それに、小人が姿を見せるときには、きっと幸運こううんがやってくるということも
幸運こううん悲運ひうんのけじめは勿論もちろんあるとしても、つ者がつにはかならず當ぜん由がある。蹴落けおとされて憐憫れんびんつ如き心かけなら、はじめから如何なる勝負せうふにもたゝかひにも出る資格しかくはないわけだ。
それよりは猟師りょうしむねにぶらさがっているかぎがたまらなくしくなりました。このかぎがあったら、なにかおおきな幸運こううん自分じぶんのためにひらかれはしないかというかんじがしたからであります。
三つのかぎ (新字新仮名) / 小川未明(著)
このばあい、貸借かしかりなんて問題もんだいのありようはずがないさ。ほかのにんげんどうよう、きみは自由だよ。きみの幸運こううんにたいして、わたしはひじょうに、よろこんでいる。きゅうゆう、まあ、かけたまえ。
幸運こううん
もくねじ (新字新仮名) / 海野十三(著)
ですから、ぶじに一階までいけたときには、じぶんたちの幸運こううんがまるで信じられないほどでした。
この幸運こううんじやうじて、吾等われら温順すなほ昨日きのふみちかへつたならば、明日めうにち今頃いまごろにはふたゝ海岸かいがん櫻木大佐さくらぎたいさいへたつし、この旅行りよかうつゝがなくをはるのであるが、人間にんげん兎角とかくいろ/\な冐險ぼうけんがやつてたいものだ。
(1)子どもが生まれたとき、大網膜だいもうまく一部いちぶがやぶれないで、そのまま子どもの頭にのこっていることがあります。むかしは、これを幸運こううんのしるしだと考えて、〈ふくかわ〉とよんだわけです。
「おきさきになる幸運こううんは、あたしにさずけてくれるはずじゃなかったの。」