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としお
ふりがな文庫
“
年雄
(
としお
)” の例文
年雄
(
としお
)
くんは、いつしか
兄
(
にい
)
さんの
年
(
とし
)
となりました。いま、
一人
(
ひとり
)
で、ゆずの
実
(
み
)
を
見
(
み
)
て、やさしい
兄
(
にい
)
さんのことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
していたのです。
ゆずの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正二
(
しょうじ
)
も、
年雄
(
としお
)
くんの
家
(
いえ
)
のはとのことが
気
(
き
)
にかかったので、
学校
(
がっこう
)
から
帰
(
かえ
)
っていってみました。だが、まだ、はとは
帰
(
かえ
)
っていませんでした。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年雄
(
としお
)
は、その
足跡
(
あしあと
)
に、なんとなく
親
(
した
)
しみを
覚
(
おぼ
)
えたのです。
高
(
たか
)
い
木
(
き
)
の
立
(
た
)
っている
村
(
むら
)
へ
入
(
はい
)
ると、お
宮
(
みや
)
がありました。また、百
姓家
(
しょうや
)
がありました。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このとき、
兄
(
にい
)
さんは、なぐられながら
黙
(
だま
)
っていました。
年雄
(
としお
)
くんは、ただ
怖
(
おそ
)
ろしいので、
小
(
ちい
)
さくなって、ふるえていました。
ゆずの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「しいの
木
(
き
)
も、すずめさんも、
元気
(
げんき
)
でいるんだよ。」と、
見上
(
みあ
)
げたのでした。そこへ、
妹
(
いもうと
)
のちい
子
(
こ
)
ちゃんと
隣
(
となり
)
の
年雄
(
としお
)
さんが、
走
(
はし
)
ってきました。
木の上と下の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「さあ、なにをしているのでしょう。
年雄
(
としお
)
さんとちい
子
(
こ
)
ちゃんとですね。おまえ
下
(
した
)
の
枝
(
えだ
)
までいってごらんなさい。」と、
母
(
はは
)
すずめが
答
(
こた
)
えました。
木の上と下の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
とめ
子
(
こ
)
さんは、お
家
(
うち
)
へ
帰
(
かえ
)
っていきました。するとまもなく、とめ
子
(
こ
)
さんは、
兄
(
あに
)
の
年雄
(
としお
)
さんと
二人
(
ふたり
)
で、
支度
(
したく
)
をしてきました。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
年
(
とし
)
ちゃん、
汽車
(
きしゃ
)
がてんぷくしたよ、たいへんだからきておくれよ。」と、
兄
(
にい
)
さんは、
弟
(
おとうと
)
の
年雄
(
としお
)
くんを
呼
(
よ
)
びました。けれど、
返事
(
へんじ
)
がありません。
ゆずの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年雄
(
としお
)
は、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
握
(
にぎ
)
ったままで、しばらく、その
列
(
れつ
)
をながめていました。
彼
(
かれ
)
の
目
(
め
)
は、いま
列
(
れつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って
歩
(
ある
)
いていく、
先生
(
せんせい
)
の
姿
(
すがた
)
にとまったのです。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「さあ、どちらが、わるいのだろうか。」と、
頭
(
あたま
)
をかしげていました。
年雄
(
としお
)
さんにもわからなかったかもしれません。
木の上と下の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どこにも、あんなずるい
奴
(
やつ
)
がいるんだな。」と、
年雄
(
としお
)
は
思
(
おも
)
いました。
彼
(
かれ
)
は、
半日
(
はんにち
)
の
散歩
(
さんぽ
)
で、
思
(
おも
)
いがけない、いろいろのことを
経験
(
けいけん
)
したのであります。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年雄
(
としお
)
さんは
堅
(
かた
)
い
雪
(
ゆき
)
をわるのに、
鉄
(
てつ
)
のシャベルを
持
(
も
)
ち、とめ
子
(
こ
)
さんは、
小
(
ちい
)
さな
木鋤
(
こすき
)
を
持
(
も
)
っていました。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
学校
(
がっこう
)
へいく
時分
(
じぶん
)
には、
風
(
かぜ
)
はいくぶん
衰
(
おとろ
)
えたが、
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
の
空
(
そら
)
には、まだものすごい
雲
(
くも
)
が
後
(
あと
)
から
後
(
あと
)
から
駆
(
か
)
けていました。
正二
(
しょうじ
)
は、
途中
(
とちゅう
)
で
同
(
おな
)
じ
組
(
くみ
)
の
年雄
(
としお
)
くんに
出
(
で
)
あいました。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おじさんのいったように、
晩
(
ばん
)
に
南風
(
みなみかぜ
)
が
出
(
で
)
るんだぜ。」と、
年雄
(
としお
)
さんが、いいました。
雪消え近く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「はとが
帰
(
かえ
)
らないのだよ。」と、
心配
(
しんぱい
)
そうな
顔
(
かお
)
つきをして、
年雄
(
としお
)
くんがいいました。
二百十日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“年”で始まる語句
年
年齢
年増
年紀
年老
年月
年寄
年嵩
年長
年暮