四人よにん)” の例文
新著百種しんちよひやくしゆ編輯上へんしうじやうの関係からです、それからまた編輯時代へんしうじだい四人よにん社中しやちうた、武内桂舟たけのうちけいしう広津柳浪ひろつりうらう渡部乙羽わたなべおとはほか一人ひとり故人こじんつた中村花痩なかむらくわさう
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
おなをんな取卷とりまかれてゐても、三上みかみは(説明中止せつめいちうし)——時雨しぐれさんは、社會的しやくわいてきに、文學的ぶんがくてきに、とにかく最早もはや、三四人よにん女文子をんなぶんし送出おくりだしてゐる、この賢明けんめいにしてうつくしいひと
古今集こきんしゆうえらんだひと四人よにんあるが、そのうちもっとも名高なだかいのは、あの紀貫之きのつらゆきといふひとであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
白井しらゐさんの家族かぞく四人よにん、——主人しゆじんはまだけないいへまもつてこゝにはみえない——わたしたちと、……濱野はまのさんは八千代やちよさんが折紙をりがみをつけた、いゝをとこださうだが、仕方しかたがない。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
めえが死んでしまえば役人に主人におとっさんにお前と四人よにんが死なゝけりゃアなるめえから、己が一人死んでも四人よったり助かる方が割じゃアねえか、だから己の云う事を聞いておくれ
しか家屋かおく兩翼りようよくすこしくかたむきながら、つぶれずにのこつてゐたので、これを檢査けんさしてると、餘震よしんには安全あんぜんであらうと想像そう/″\されたから、山崎博士やまざきはかせはじ一行いつこう四人よにん其家そのいへ樓上ろうじよう一泊いつぱくした。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
四人よにんまでたふしたが、だい番目ばんめにのつそりとあらはれて露西亞ロシヤ陸軍士官りくぐんしくわんけ六しやくちか阿修羅王あしゆらわうれたるやうなをとこ力任ちからまかせにわたくし兩腕りよううでにぎつて一振ひとふりばさんずいきほひ
船と人が四人よにん? そんなに呑めるものかな。
佃のわたし (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)