“三上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みかみ85.7%
さんじょう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうへ趣味しゆみひろく——たとへば最近さいきん、その三上みかみ對手あひてとして、いいとしをしながら(失言しつげん?)將棋しやうぎ稽古けいこしかけたりしてゐる。
三上みかみ山の百足むかでを退治した時代には、近江に近い山城の田原に住んでいて、藤原家であるところから田原たわら藤太とうだ秀郷と称していたが、その生国は下野しもつけであったために
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三上さんじょう」という言葉がある。枕上ちんじょう鞍上あんじょう厠上しじょう合わせて三上の意だという。「いい考えを発酵させるに適した三つの環境」を対立させたものとも解釈される。なかなかうまい事を言ったものだと思う。
路傍の草 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)