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三上
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みかみ
ふりがな文庫
“
三上
(
みかみ
)” の例文
その
上
(
うへ
)
に
趣味
(
しゆみ
)
が
廣
(
ひろ
)
く——
例
(
たと
)
へば
最近
(
さいきん
)
、その
三上
(
みかみ
)
を
對手
(
あひて
)
として、いい
齡
(
とし
)
をしながら(
失言
(
しつげん
)
?)
將棋
(
しやうぎ
)
を
稽古
(
けいこ
)
しかけたりしてゐる。
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
三上
(
みかみ
)
山の
百足
(
むかで
)
を退治した時代には、近江に近い山城の田原に住んでいて、藤原家であるところから
田原
(
たわら
)
の
藤太
(
とうだ
)
秀郷と称していたが、その生国は
下野
(
しもつけ
)
であったために
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
徳川十四代将軍(家茂)が上洛の供を命じた奥医師は戸塚静寿院法印、竹内
渭川院
(
ゐせんゐん
)
法印、
本康宗達
(
もとやすそうたつ
)
法眼、
三上
(
みかみ
)
快庵法眼と先生とで、これに奥外科見習村山伯元が
副
(
そ
)
へてあつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
セーラーの
三上
(
みかみ
)
や
西沢
(
にしざわ
)
、水夫長、大工、コックなどは、もうその寝床でグーグーいびきをかいていた。全く、何か特に興奮することでもない時は、食後は非常に眠いのであった。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
例せば薩摩富士(
開聞
(
かいもん
)
岳)、讃岐富士(飯ノ山)、近江富士(
三上
(
みかみ
)
山)、南部富士(岩手山)、津軽富士(岩木山)、又は蝦夷富士(マクカリヌプリ)などは、それぞれ山の形が似ている為に呼ばれ
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
同
(
おな
)
じ
女
(
をんな
)
に
取卷
(
とりま
)
かれてゐても、
三上
(
みかみ
)
は(
説明中止
(
せつめいちうし
)
)——
時雨
(
しぐれ
)
さんは、
社會的
(
しやくわいてき
)
に、
文學的
(
ぶんがくてき
)
に、とにかく
最早
(
もはや
)
、三
四人
(
よにん
)
の
女文子
(
をんなぶんし
)
を
送出
(
おくりだ
)
してゐる、この
賢明
(
けんめい
)
にして
美
(
うつく
)
しい
人
(
ひと
)
が
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
いつでもふざけるにきまっている
三上
(
みかみ
)
さえも、一、二度極端な、女郎に関するその話題を提供してみたが、反響がないので、それ以外に話すことを全然持たない彼は黙りこくって
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
城代土井は
下総
(
しもふさ
)
古河
(
こが
)
の城主である。其下に居る
定番
(
ぢやうばん
)
二人
(
ににん
)
のうち、まだ着任しない京橋口定番
米倉
(
よねくら
)
は武蔵金沢の城主で、現に京橋口をも兼ね預かつてゐる玉造口定番遠藤は
近江
(
あふみ
)
三上
(
みかみ
)
の城主である。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その
趣味
(
しゆみ
)
の
澁
(
しぶ
)
い
例
(
れい
)
を
擧
(
あ
)
げると、
三上
(
みかみ
)
がその
著名
(
ちよめい
)
なる
東京市内出沒行脚
(
とうきやうしないしゆつぼつあんぎや
)
をやつて、
二十日
(
はつか
)
も
歸
(
かへ
)
つて
來
(
こ
)
ないと
時雨
(
しぐれ
)
さんは、
薄暗
(
うすぐら
)
い
部屋
(
へや
)
の
中
(
なか
)
で
端座
(
たんざ
)
して、たゞ
一人
(
ひとり
)
双手
(
もろて
)
に
香爐
(
かうろ
)
を
捧
(
さゝ
)
げて、
香
(
かう
)
を
聞
(
き
)
いてゐる。
長谷川時雨が卅歳若かつたら
(旧字旧仮名)
/
直木三十五
(著)
“三上”の意味
《名詞》
文章を練るのに最適な場所。馬上(馬に乗っているとき)、枕上(床に入りまくらに頭をのせている状態のとき)、厠上(便所に入っているとき)。
(出典:Wiktionary)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“三上”で始まる語句
三上山
三上水凝刀自女
三上於菟吉
三上参次
三上道春
三上淡路守
三上甚五郎