“本康宗達”の読み方と例文
読み方割合
もとやすそうたつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川十四代将軍(家茂)が上洛の供を命じた奥医師は戸塚静寿院法印、竹内渭川院ゐせんゐん法印、本康宗達もとやすそうたつ法眼、三上みかみ快庵法眼と先生とで、これに奥外科見習村山伯元がへてあつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
松田氏の語るを聞くに、一行が吉原に宿つた時、客舎は医師を遇することがはなはだ薄かつたので、本康宗達もとやすそうたつの門人が大に不平を鳴らした。柏軒の門人塩田良三は温言を以て慰めたが、容易たやすく聴かなかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)