“折紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おりがみ41.7%
おりかみ25.0%
をりがみ25.0%
をりかみ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが、江戸一と折紙おりがみのついた南の藤波友衛を立てつづけに三四度鼻を明かしたというのだから、まったく嘘のような話。
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
……いや、それほどでないにしても、とにかく少し変だったという折紙おりかみつきの人間で、友人間には知らせずに、こっそりと乗船したのでした。
白井しらゐさんの家族かぞく四人よにん、——主人しゆじんはまだけないいへまもつてこゝにはみえない——わたしたちと、……濱野はまのさんは八千代やちよさんが折紙をりがみをつけた、いゝをとこださうだが、仕方しかたがない。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
本阿弥ほんあみ折紙をりかみ古今ここんに変ず。羅曼ロマン派起つてシエクスピイアの名、四海に轟く事迅雷じんらいの如く、羅曼派亡んでユウゴオの作、八方にすたるる事霜葉さうえふに似たり。茫々たる流転るてんさう。目前は泡沫、身後しんごは夢幻。