“身後”の読み方と例文
読み方割合
しんご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は半生の間、ただ一心にそのことばかりを考えていたので、身後しんごの計をさえしていなかった。配偶のきさ女との間には、一人の子供さえ無かった。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
本阿弥ほんあみ折紙をりかみ古今ここんに変ず。羅曼ロマン派起つてシエクスピイアの名、四海に轟く事迅雷じんらいの如く、羅曼派亡んでユウゴオの作、八方にすたるる事霜葉さうえふに似たり。茫々たる流転るてんさう。目前は泡沫、身後しんごは夢幻。