“身後(しんご)” の例文
彼は半生の間、ただ一心にそのことばかりを考えていたので、身後(しんご)の計をさえしていなかった。配偶のきさ女との間には、一人の子供さえ無かった。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
本阿弥(ほんあみ)の折紙(をりかみ)古今(ここん)に変ず。羅曼(ロマン)派起つてシエクスピイアの名、四海に轟く事迅雷(じんらい)の如く、羅曼派亡んでユウゴオの作、八方に廃(すた)るる事霜葉(さうえふ)に似たり。茫々たる流転(るてん)の相(さう)。目前は泡沫、身後(しんご)は夢幻。