折紙おりかみ)” の例文
……いや、それほどでないにしても、とにかく少し変だったという折紙おりかみつきの人間で、友人間には知らせずに、こっそりと乗船したのでした。
先年坂倉屋助七の頼みによって長二郎が製造いたした無類の仏壇に折紙おりかみを付けられた時、其の文章中に長二郎が伎倆うでまえの非凡なることゝ、同人が親につかえて孝行なることゝ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
江戸一の折紙おりかみのついたそちのことであるから、よもや、ぬかりもあるまいが、創口を一瞥いちべついたしただけで、手口、情況、兇器の種類、下手人の人別、下手の動機にいたるまで
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「手前の一等給仕の折紙おりかみに賭けて、きっと半時間経たないうちにこの戸がまたあいて、またしまることを保証しますよ。恐ろしいことには、ひとりでにしまるんですからね」