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ふるどうぐや
ふりがな文庫
“
古道具屋
(
ふるどうぐや
)” の例文
南
(
みなみ
)
の
国
(
くに
)
には、もう
春
(
はる
)
がきたのであります。ある
日
(
ひ
)
の
昼
(
ひる
)
ごろ、
馬車
(
ばしゃ
)
から
下
(
お
)
りて、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
へはいった、
美
(
うつく
)
しい
奥
(
おく
)
さまがありました。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先家主の大工や他の人に頼み、代々木新町の
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
で建具の古物を追々に二枚三枚と買ってもらい、
肥車
(
こえぐるま
)
の上荷にして持て来てもろうて、無理やりにはめた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
これをどこかへ
売
(
う
)
りとばして、みんなでうまいものを
買
(
か
)
って
食
(
た
)
べようと
言
(
い
)
いました。それでわたしは
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
に
売
(
う
)
られて、
店先
(
みせさき
)
にさらされて、さんざん
窮屈
(
きゅうくつ
)
な目にあいました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「こちらの
飾
(
かざ
)
りだけを×××××でいただきましょう。このさかずきは、どうでもよろしゅうございます。」と、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
はいいました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「りっぱな
店
(
みせ
)
を
張
(
は
)
っている
骨董屋
(
こっとうや
)
のほうが、かえって、
人柄
(
ひとがら
)
がよくないかもしれない。だれか
正直
(
しょうじき
)
そうな
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
を
呼
(
よ
)
んできて
見
(
み
)
せよう。」
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
すると、
小
(
ちい
)
さな
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
がありました。
店
(
みせ
)
は、
狭
(
せま
)
く、なんとなくむさくるしかったけれど、いろいろな
道具
(
どうぐ
)
が
並
(
なら
)
べてあった。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もうすこしのことに、
気
(
き
)
づかずに
通
(
とお
)
り
過
(
す
)
ぎようとしましたのを、
彼
(
かれ
)
は
立
(
た
)
ち
寄
(
よ
)
って、その
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
をのぞいてみました。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは、
大型
(
おがた
)
の、ひもで
下
(
さ
)
げる
昔
(
むかし
)
ふうのものでした。
商店
(
しょうてん
)
か、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
の
店頭
(
てんとう
)
でもなければ、
見
(
み
)
られぬものです。
正二くんの時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
希望
(
きぼう
)
も、たちまち
達
(
たっ
)
せられたのは、十
何年
(
なんねん
)
か
前
(
まえ
)
に、
父
(
ちち
)
が、おき
時計
(
どけい
)
を
買
(
か
)
った、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
の
主人
(
しゅじん
)
が、
有田焼
(
ありたやき
)
の
大
(
おお
)
きな
丸火鉢
(
まるひばち
)
を、とどけてくれたからでした。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
は、それを
格別
(
かくべつ
)
、ありがたいとも
思
(
おも
)
わぬようすで、
金銀細工
(
きんぎんざいく
)
の
飾
(
かざ
)
りといっしょに
持
(
も
)
ってゆきました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのたびに、ちょうど
道
(
みち
)
のそばにあった、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
の
店
(
みせ
)
さきにかかった、
木琴
(
もっきん
)
に
心
(
こころ
)
を
奪
(
うば
)
われたのです。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どこかこの
近
(
ちか
)
くの
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
に、そのバイオリンは
売
(
う
)
られたと
思
(
おも
)
ったからです。そして、まだ、その
店
(
みせ
)
のすみに
残
(
のこ
)
っていやしないかというかすかな
望
(
のぞ
)
みがあったからでありました。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、いまごろは、あの
買
(
か
)
った
人
(
ひと
)
も、またどこかの
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
へ
売
(
う
)
ってしまったかもしれません。あなたが、そんなにほしいものなら、
幾年
(
いくねん
)
もかかって
探
(
さが
)
してみなさるのですね。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
来年
(
らいねん
)
の
春
(
はる
)
は、また
南
(
みなみ
)
の
方
(
ほう
)
へ、
航海
(
こうかい
)
するだろう。そのとき、あの
港
(
みなと
)
へ
寄
(
よ
)
ったら、
町
(
まち
)
のあの
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
へいってみる。そして、まだ、
人形
(
にんぎょう
)
が
売
(
う
)
れずにいたら、きっと
買
(
か
)
ってきてあげよう。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
父
(
ちち
)
が、まだ
学生
(
がくせい
)
の
時分
(
じぶん
)
、ゆき
来
(
き
)
する
町
(
まち
)
の
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
に、この
時計
(
とけい
)
が、かざってあったのを
見
(
み
)
つけて、いい
時計
(
とけい
)
と
思
(
おも
)
い、ほしくてたまらず、とうとう
買
(
か
)
ったということです。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
は、このオルゴールを、ここから
遠
(
とお
)
い、
西
(
にし
)
の
国
(
くに
)
の
村
(
むら
)
の
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
で
見
(
み
)
つけました。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
の
生
(
う
)
まれた
町
(
まち
)
へも、あめ
屋
(
や
)
がよくクラリネットを
吹
(
ふ
)
いてきました。
私
(
わたし
)
、あの
音
(
おと
)
が
大
(
だい
)
すきで、はたらくようになってから、
古道具屋
(
ふるどうぐや
)
に
下
(
さ
)
がっていたのを
買
(
か
)
って、
吹
(
ふ
)
くことをおぼえました。
クラリネットを吹く男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“古道具”で始まる語句
古道具
古道具商
古道具買