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ほしよう
おそこそ
聞いて
見たんだが
借りんのにや
保證人無くつちや
駄目だつちから、
近くぢやあるしおめえに
保證に
立つて
貰えてえと
思つてな
正否のほどは
保證し
難いが、それはとに
角こんな
些細な
事物まで
科學的に
整理せられてゐることは
歎賞に
價するであらう。
産婆は
出産のあつたつい一
週間前に
來て、
丁寧に
胎兒の
心臟迄聽診して、
至極御健全だと
保證して
行つたのである。
加之自分の分としては
財産も幾分別になツて、生活の安全も
保證されてあるから、夫人に取ツては、何方が
勝ツても
敗けてもカラ平氣だ。そこで
要らざるおせツかいをせぬ事として
澄まし返ツてゐた。
宗助は
御米に
對して
永久に
天氣を
保證する
譯にも
行かなかつた。
御米も
降らない
前に
是非屏風を
賣れとも
云ひかねた。
二人は
顏を
見合して
笑つてゐた。やがて
さうしたら
此の
村落にえゝ
鹽梅の
家あるもんだから
借りて
身上持たせべと
思つて
保證に
立つてくろつちつた
處がたえした
挨拶なのさ、三十
錢か五十
錢の
家賃をねえ
今迄平生の
通り
機嫌よく
話してゐただけに、
宗助は
此言葉を
聞いて
一寸驚ろいたが、
大した
事でもないと
云ふ
御米の
保證に、
漸く
安心してすぐ
休む
支度をさせた。
不便だんべぢやねえかねえ
不具の
甥つ
子のことをねえ、
保證に
立つた
位身上潰れるつち
挨拶なのさ、ねえこれ、
年齡とつちやこつちのおとつゝあん
先も
短けえのに
心底のえゝものでなくつちや