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うはぎ
ふりがな文庫
“
上着
(
うはぎ
)” の例文
あの子は、十分ばかり前に、箱の中から可愛い
薄紅色
(
うすべにいろ
)
の
上着
(
うはぎ
)
を引張り出した。それをひろげると、あの子の顏は、嬉しさに輝いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
今朝着て來た
上着
(
うはぎ
)
は久しく使はなかつた奴だから、この本も何時ポケットに入れて持ち歩いたものやら記憶がない。
かめれおん日記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
上着
(
うはぎ
)
は
白天鵞絨
(
しろびろうど
)
、眼は
柘榴石
(
ざくろいし
)
、それから手袋は桃色
繻子
(
じゆす
)
。——お前たちは皆
可愛
(
かはい
)
らしい、支那美人にそつくりだ。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
浅黄色の
上着
(
うはぎ
)
で、火夫だといふことだけわかりました。
一口
(
ひとくち
)
も口を利かず、たゞそのからだだけで迫つて来る力に、わたくしは、取りひしがれてしまひました。
顔
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
この
際
(
さい
)
調査
(
ちようさ
)
に
向
(
むか
)
つた
農商務技師
(
のうしようむぎし
)
三浦宗次郎氏
(
みうらそうじろうし
)
と
同技手
(
どうぎて
)
西山省吾氏
(
にしやましようごし
)
が
噴火
(
ふんか
)
の
犧牲
(
ぎせい
)
になつた。
少年讀者
(
しようねんどくしや
)
は
東京
(
とうきよう
)
上野
(
うへの
)
の
博物館
(
はくぶつかん
)
に
收
(
をさ
)
めてある
血染
(
ちぞ
)
めの
帽子
(
ぼうし
)
と
上着
(
うはぎ
)
とを
忘
(
わす
)
れないようにされたいものである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
裝飾 衣服の
裝飾
(
そうしよく
)
は
紐
(
ひも
)
を
縫
(
ぬ
)
ひ付け、又は糸にて縫ひ取り、又は繪の具にて
塗
(
ぬ
)
りて作りしと思はる。土偶中には
上着
(
うはぎ
)
の所々に赤き
繪
(
ゑ
)
の
具
(
ぐ
)
を付けたるも有り、股引に數個の横線 畫きたるも有るなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
シヤツは
長
(
なが
)
し、ヅボン
下
(
した
)
は
短
(
みじ
)
かし、
上着
(
うはぎ
)
は
魚
(
さかな
)
の
燒
(
や
)
いた
臭
(
にほひ
)
がする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
赤き
上着
(
うはぎ
)
にとり澄ます銀笛吹きの童らよ。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ぼくの
上着
(
うはぎ
)
にや
歌時計:童謡集
(旧字旧仮名)
/
水谷まさる
(著)
上着
(
うはぎ
)
当世女装一斑
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
先
(
さき
)
へ
行
(
ゆ
)
きても
有
(
あ
)
るか
無
(
な
)
きか
知
(
し
)
れませねば
何
(
なに
)
にてもよし
此
(
こ
)
の
車
(
くるま
)
お
頼
(
たの
)
みなされてよと
俄
(
にはか
)
に
足元
(
あしもと
)
重
(
おも
)
げになりぬあの
此樣
(
こん
)
な
車
(
くるま
)
にお
乘
(
め
)
しなさるとかあの
此樣
(
こん
)
な
車
(
くるま
)
にと
二度
(
にど
)
三度
(
さんど
)
お
高
(
たか
)
輕
(
かろ
)
く
點頭
(
うなづ
)
きて
詞
(
ことば
)
なし
我
(
わ
)
れも
雪中
(
せつちゆう
)
の
隨行
(
ずゐかう
)
難儀
(
なんぎ
)
の
折
(
をり
)
とて
求
(
もと
)
むるまゝに
言附
(
いひつ
)
くる
那
(
くだん
)
の
車
(
くるま
)
さりとては
不似合
(
ふにあひ
)
なり
錦
(
にしき
)
の
上着
(
うはぎ
)
につゞれの
袴
(
はかま
)
つぎ
合
(
あは
)
したやうなと
心
(
こゝろ
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そして
裁
(
た
)
ちものもね。——何故つて衣類や
上着
(
うはぎ
)
や外套やその他色んなものを私たちは作るんですから。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
居心地
(
ゐごゝち
)
のいゝ小さな部屋、勢よく燃える爐邊には、圓い
卓子
(
テエブル
)
、凭りかゝりの高い、古風な肘掛椅子、そこには未亡人の帽子を冠り、黒い絹の
上着
(
うはぎ
)
をつけ、モスリンの前掛をした
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“上着(アウターウェア)”の解説
アウターウェア(en: outerwear、外衣)は、屋外または外側に着用する衣服の総称。単にアウターということもある。
日本語の上着(うわぎ)にも相当するが、英語のouterwearには上半身に着用するという区分はない。
現代では、本来アウターウェアではなかった被服をアウターウェアとして着用することがある。その代表的なものとして、ワイシャツやキャミソールがあげられる。
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟