“そのざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其座80.0%
其坐20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯(たゞ)亂暴(らんぼう)一途(づ)に品川(しながは)へも足(あし)は向(む)くれど騷(さわ)ぎは其座(そのざ)限(ぎ)り、夜中(よなか)に車(くるま)を飛(と)ばして車町(くるまゝち)の破落戸(ごろ)がもとをたゝき起(おこ)し、それ酒(さけ)かへ肴(さかな)と、紙入(かみい)れの底(そこ)をはたきて無理(むり)を徹(とほ)すが道樂(だうらく)なりけり
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
負(おは)せられては最早(もはや)了簡(れうけん)ならず今一度言て見よ己れ其座(そのざ)は立せじと刀(かたな)追取(おつとり)膝(ひざ)立直(たてなほ)し怒(いかり)の目眥(まなじ)り釣上(つりあげ)て發打(はつた)と白眼(にらみ)付けれ共久兵衞は少しも驚く氣色なく否(いな)盜人(ぬすびと)に相違(さうゐ)なし百兩盜みし大盜賊(おほどろばう)と大聲揚(あげ)て鳴(なり)わめけば爰に至りて文右衞門は耐忍(こらへ)兼一刀(たう)すらりと拔放(ぬきはな)し只一打(うち)と振上(ふりあげ)るに久兵衞は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
父(とゝ)さま無(む)二の御懇意(ごこんい)とて恥(はづ)かしき手前(てまへ)に薄茶(うすちや)一服(ぷく)參(まゐ)らせ初(そめ)しが中々(なか/\)の物思(ものおも)ひにて帛紗(ふくさ)さばきの靜(しづ)こゝろなく成(な)りぬるなり扨(さて)もお姿(すがた)に似(に)ぬ物(もの)がたき御氣象(ごきしよう)とや今(いま)の代(よ)の若者(わかもの)に珍(めづ)らしとて父樣(とゝさま)のお褒(ほ)め遊(あそ)ばす毎(ごと)に我(わが)ことならねど面(おも)て赤(あか)みて其坐(そのざ)にも得堪(えたへ)ねど慕(した)はしさの數(かず)は増(まさ)りぬ左(さ)りながら和女(そなた)にすら云(い)ふは始(はじ)めて云(い)はぬ心(こゝろ)は
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)