“其坐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこ50.0%
そのざ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは法王とそのチー・リンボチェとである。しかし法王は常に其坐そこに坐れる訳じゃない。チー・リンボチェはガンデンに住んで居れば(〔法式の時は〕)いつもそのに坐られるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
とゝさま二の御懇意ごこんいとてはづかしき手前てまへ薄茶うすちやぷくまゐらせそめしが中々なか/\物思ものおもひにて帛紗ふくささばきのしづこゝろなくりぬるなりさてもお姿すがたものがたき御氣象ごきしようとやいま若者わかものめづらしとて父樣とゝさまのおあそばすごとわがことならねどおもあかみて其坐そのざにも得堪えたへねどしたはしさのかずまさりぬりながら和女そなたにすらふははじめてはぬこゝろ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)