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突進
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とっしん
ふりがな文庫
“
突進
(
とっしん
)” の例文
うわあ、子供たちは、モミの木めがけて
突進
(
とっしん
)
してくるではありませんか。さあ、たいへん。どの枝もどの枝も、みしみしなります。
モミの木
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
けれども、ズルスケはそれより早く、矢のように
突進
(
とっしん
)
して、一
羽
(
わ
)
のガンのはねをくわえるが早いか、ふたたび
岸
(
きし
)
のほうへかけもどりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
たちまち
黒
(
くろ
)
けむりの
中
(
なか
)
から
火
(
ひ
)
ばしらが
上
(
あ
)
がり、
万山
(
ばんざん
)
は
鳴動
(
めいどう
)
しました。これより
早
(
はや
)
く、
秀作
(
しゅうさく
)
さんの
部隊
(
ぶたい
)
は、
敵陣地
(
てきじんち
)
目
(
め
)
がけて
突進
(
とっしん
)
していたのです。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
猛然
(
もうぜん
)
と
突進
(
とっしん
)
していった
筈
(
はず
)
の機関車が、急に速力も
衰
(
おとろ
)
え、やがて反対にジリジリと後へ下ってくるのでありました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
王
(
みこ
)
はちょうどそのとき急に降り出したひょうの中を、まっ先に
突進
(
とっしん
)
して、門前へ
押
(
お
)
しよせていらっしゃいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
▼ もっと見る
立っているなら
突進
(
とっしん
)
できるが、しゃがまれたのでは、どうしても、腰をかがめなければ打てない。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
一同はフハンのあとについていった、フハンは、ちくちくとおいしげる木立のなかに
突進
(
とっしん
)
したが、なにを思うたか、一本のぶなの木の下に立ちどまって、高く声をあげた。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
すばやく
塀
(
へい
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
突進
(
とっしん
)
する
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
これがすみますと、たちまち若いキツネたちは、
血
(
ち
)
にくるったようにほえたてて、ズルスケめがけて
突進
(
とっしん
)
しました。こうなっては、
逃
(
に
)
げるよりほかありません。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
我先
(
われさき
)
に
獲物
(
えもの
)
にありつこうと
翔
(
かけ
)
るはとに
向
(
む
)
かって
突進
(
とっしん
)
しました。
母
(
はは
)
ばとは、
巧
(
たく
)
みに
方向
(
ほうこう
)
を
変
(
か
)
えて、
子供
(
こども
)
たちのいる
巣
(
す
)
から、
敵
(
てき
)
を
遠方
(
えんぽう
)
へ
遠方
(
えんぽう
)
へと
誘
(
さそ
)
ったのであります。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それは七月革命のときのこと、あの世にも
輝
(
かがや
)
かしい勝利の日の夕暮だったのです。
一軒
(
いっけん
)
一軒の家が
城砦
(
じょうさい
)
となり、一つ一つの窓が
堡塁
(
ほうるい
)
となっていました。民衆はチュイルリー宮へ向って
突進
(
とっしん
)
しました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
モンクスは
猛然
(
もうぜん
)
、
突進
(
とっしん
)
してきた。
柔道と拳闘の転がり試合
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
この勇士につづいて、灰色ネズミ軍はあとからあとから
突進
(
とっしん
)
しました。みんなはじっと息をころして、黒ネズミ軍の
伏兵
(
ふくへい
)
があらわれてくるのを、待ちうけていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
君
(
きみ
)
が、
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
て
考
(
かんが
)
えていたときに、
僕
(
ぼく
)
は、またありのごとく
屍
(
かばね
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて、
突進
(
とっしん
)
する
自分
(
じぶん
)
の
姿
(
すがた
)
を
空想
(
くうそう
)
していたのだな。それで、
君
(
きみ
)
が
先
(
さき
)
に
死
(
し
)
んだら、おれは
骨壺
(
こつつぼ
)
を
負
(
お
)
っていってやるぞ。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
西山
(
にしやま
)
は、
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って、
草原
(
そうげん
)
の
方
(
ほう
)
へ
突進
(
とっしん
)
しました。
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
燈台
(
とうだい
)
のガラス
窓
(
まど
)
を
目
(
め
)
がけて
突進
(
とっしん
)
していました。
小さな金色の翼
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
進
常用漢字
小3
部首:⾡
11画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張