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猶豫
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ゆうよ
ふりがな文庫
“
猶豫
(
ゆうよ
)” の例文
新字:
猶予
我
(
おい
)
らは
入
(
い
)
らぬと
言
(
い
)
つたけれど
抱
(
だ
)
いて
行
(
ゆ
)
つて
買
(
か
)
つて
呉
(
く
)
れた、
喰
(
た
)
べては
惡
(
わ
)
るいかへと
流石
(
さすが
)
に
母
(
はゝ
)
の
心
(
こゝろ
)
を
斗
(
はか
)
りかね、
顏
(
かほ
)
をのぞいて
猶豫
(
ゆうよ
)
するに、あゝ
年
(
とし
)
がゆかぬとて
何
(
なん
)
たら
譯
(
わけ
)
の
分
(
わか
)
らぬ
子
(
こ
)
ぞ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし奥の間の近くには誰も詰めていなかったと見えて、そのとき漸く離れた部屋にいた武士共が物音に驚いて駈け付けたのである。法師丸は、今は一刻も
猶豫
(
ゆうよ
)
のならない場合だった。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ロレ あゝ、これ、ヂュリエットや、
其
(
そ
)
の
悲歎
(
かなしみ
)
は
善
(
よ
)
う
知
(
し
)
ってをる!
何
(
なん
)
ぼう
搾
(
しぼ
)
っても
予
(
わし
)
の
智慧
(
ちゑ
)
には
能
(
あた
)
はぬ。
次
(
つぎ
)
の
木曜
(
もくえう
)
には、
寸分
(
すんぶん
)
の
猶豫
(
ゆうよ
)
もなう、
彼
(
あ
)
の
若
(
わか
)
と
婚禮
(
こんれい
)
を
爲
(
し
)
やらねばならぬと
聞
(
き
)
いた。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
今日となツては、父子爵は
最早
(
もはや
)
猶豫
(
ゆうよ
)
して居られぬと謂ツて、
猛烈
(
もうれつ
)
な
勢
(
いきほひ
)
で最後の
決心
(
けつしん
)
を
促
(
うなが
)
してゐる。で是等の事情がごツちやになツて、彼の頭にひツかゝり、
絡
(
からま
)
ツて
激
(
はげ
)
しい
腦神經衰弱
(
なうしんけいすゐじやく
)
を
惹起
(
ひきおこ
)
した。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
私
(
わたくし
)
は
猶豫
(
ゆうよ
)
もなく、
堅
(
かた
)
き
誓
(
ちかひ
)
を
立
(
た
)
てると、
大佐
(
たいさ
)
はツト
身
(
み
)
を
起
(
おこ
)
して
私
(
わたくし
)
の
手
(
て
)
を
握
(
にぎ
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
立
(
た
)
て
一寸
(
いつすん
)
の
猶豫
(
ゆうよ
)
もならぬとそれは/\
畫
(
ゑ
)
にもかゝれぬ
談
(
だん
)
じやうお
前
(
まへ
)
にも
料簡
(
れうけん
)
あることゝやうやうに
言延
(
いひの
)
べて
歸
(
かへ
)
ります
迄
(
まで
)
と
頼
(
たの
)
んでは
置
(
お
)
いたれどマアどうしたら
宜
(
よ
)
からうか
思案
(
しあん
)
して
見
(
み
)
てくだされと
小聲
(
こごゑ
)
ながらもおろ/\
涙
(
なみだ
)
お
案
(
あん
)
じなされますな
何
(
ど
)
うにかなります
今夜
(
こんや
)
は
大分
(
だいぶ
)
更
(
ふ
)
けましたから
明日
(
あした
)
早々
(
さう/\
)
出向
(
でむ
)
きまして
談合
(
はなしあ
)
ひを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
猶
常用漢字
中学
部首:⽝
12画
豫
部首:⾗
16画
“猶豫”で始まる語句
猶豫下