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無常
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むじやう
ふりがな文庫
“
無常
(
むじやう
)” の例文
述
(
のべ
)
用意
(
ようい
)
の
雨具
(
あまぐ
)
甲掛
(
かふかけ
)
脚絆
(
きやはん
)
旅拵
(
たびごしら
)
へもそこ/\に
暇乞
(
いとまごひ
)
して
門
(
かど
)
へ立出
菅笠
(
すげがさ
)
さへも
阿彌陀
(
あみだ
)
に
冠
(
かぶ
)
るは
後
(
あと
)
より
追
(
おは
)
るゝ
無常
(
むじやう
)
の
吹降
(
ふきぶり
)
桐油
(
とうゆ
)
の
裾
(
すそ
)
へ提灯の
灯
(
ひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
僕「今は雀さへ飛んでゐませんよ。僕は実際
無常
(
むじやう
)
を感じてね。……それでも一度行つてごらんなさい。まだずんずん変らうとしてゐるから。」
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
半日
(
はんにち
)
の
散策
(
さんさく
)
、
神祇
(
しんぎ
)
あり、
釋教
(
しやくけう
)
あり、
戀
(
こひ
)
あり、
無常
(
むじやう
)
あり、
景
(
けい
)
あり、
人
(
ひと
)
あり、
從
(
したが
)
うて
又
(
また
)
情
(
じやう
)
あり、
錢
(
ぜに
)
の
少
(
すくな
)
きをいかにせむ。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
鶴
(
つる
)
千年
(
せんねん
)
龜
(
かめ
)
萬年
(
まんねん
)
人間
(
にんげん
)
常住
(
じやうぢう
)
いつも
月夜
(
つきよ
)
に
米
(
こめ
)
の
飯
(
めし
)
ならんを
願
(
ねが
)
ひ
假
(
かり
)
にも
無常
(
むじやう
)
を
觀
(
くわん
)
ずるなかれとは
大福
(
だいふく
)
長者
(
ちやうじや
)
と
成
(
な
)
るべき
人
(
ひと
)
の
肝心
(
かんじん
)
肝要
(
かんえう
)
かなめ
石
(
いし
)
の
固
(
かた
)
く
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かぬ
所
(
ところ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何よりもおぼつかなきは
御所勞
(
ごしよらう
)
なり。かまへて、さもと、
三年
(
みとせ
)
のはじめのごとくに、きうぢ(
灸治
(
きうぢ
)
)させたまへ。
病
(
やまひ
)
なき人も
無常
(
むじやう
)
まぬかれがたし。
但
(
たゞ
)
し、としのはてにあらず
法華經
(
ほけきやう
)
の
行者
(
ぎやうじや
)
なり。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
洒落氣
(
しやれげ
)
なしでは
居
(
い
)
られぬ
筈
(
はづ
)
、
勉強家
(
べんきようか
)
にしたは
其自狂
(
そのやけ
)
からかと
仰
(
おつ
)
しやるに、
中々
(
なか/\
)
もちまして
彼男
(
あれ
)
が
貴孃
(
あなた
)
自狂
(
やけ
)
など
起
(
おこ
)
すやうな
男
(
おとこ
)
で
御座
(
ござ
)
りましよか、
無常
(
むじやう
)
を
悟
(
さと
)
つたので
御座
(
ござ
)
りますと
言
(
い
)
ふに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
力と頼みて夜道をも子故の
闇
(
やみ
)
にたどりつゝ三次が後に
引添
(
ひきそひ
)
歸らぬ旅路へ赴むくと虫が知らすか
畔傳
(
あぜづた
)
ひつたはる因果の
耳元
(
みゝもと
)
近く淺草寺の鐘の音も
無常
(
むじやう
)
を告る
後夜
(
ごや
)
の聲かねて覺悟の早乘三次
長脇差
(
ながわきざし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“無常”の解説
無常(むじょう、pi: anicca, アニッチャ、梵: anitya, アニトヤ)とは、仏教における中核教義の一つであり、三相のひとつ。生滅変化してうつりかわり、しばらくも同じ状態に留まらないこと。非常ともいう。対義語は常住。
あらゆるもの(有為法)が無常であることを諸行無常といい、三法印の1つに数える。
(出典:Wikipedia)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
“無常”で始まる語句
無常迅速
無常経
無常観
無常院
無常勤慎
無常道具