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旅費
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りょひ
ふりがな文庫
“
旅費
(
りょひ
)” の例文
男
(
おとこ
)
は、
家
(
うち
)
を
閉
(
し
)
めて、
留守
(
るす
)
を
隣
(
となり
)
の
人
(
ひと
)
に
頼
(
たの
)
んで
旅
(
たび
)
へ
出
(
で
)
かけたのであります。もとよりたくさんの
旅費
(
りょひ
)
を
持
(
も
)
っているわけではありません。
おかしいまちがい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ややありて
旅費
(
りょひ
)
を
求
(
もと
)
めてここを去りぬ。後に聞けば六郎が熊谷に来しは、
任所
(
にんしょ
)
へゆきし一瀬が
跡
(
あと
)
追
(
お
)
いてゆかんに、旅費なければこれを
獲
(
え
)
ぬとてなりけり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
あなたを
同伴
(
どうはん
)
することは、ひじょうに、ゆかいなことにちがいない。
旅費
(
りょひ
)
はわたしが持ちますよ。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
諭吉
(
ゆきち
)
は、べつにけらいなどいりませんが、
藩
(
はん
)
からけらい
一人
(
ひとり
)
ぶんの
旅費
(
りょひ
)
がでましたので、
塾
(
じゅく
)
のなかまに、だれか
江戸
(
えど
)
へいきたいものはないかといいますと、
岡本周吉
(
おかもとしゅうきち
)
と
原田磊蔵
(
はらだらいぞう
)
という
友人
(
ゆうじん
)
が
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
しかし、
旅
(
たび
)
をしている
間
(
あいだ
)
に、
持
(
も
)
っているだけの
旅費
(
りょひ
)
を
使
(
つか
)
いはたしましたから、この
町
(
まち
)
で
働
(
はたら
)
いて、また
旅
(
たび
)
をしようと
思
(
おも
)
っています。
生きた人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
それで、
故郷
(
こきょう
)
に
帰
(
かえ
)
る
旅費
(
りょひ
)
にでもなればいいということを——
心
(
こころ
)
のうちでは、そんなになるとは
思
(
おも
)
わなかったけれど——いったのでありました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
開帳
(
かいちょう
)
の
日
(
ひ
)
だって、つぎの
日
(
ひ
)
には、あんなことがあったと
考
(
かんが
)
えると、
旅費
(
りょひ
)
のできたのを
幸
(
さいわ
)
いに、はやく
目的地
(
もくてきち
)
をさしてゆこうと
決心
(
けっしん
)
したのであります。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なにをするにしても、
病身
(
びょうしん
)
であって、
思
(
おも
)
うように
力
(
ちから
)
が
出
(
で
)
ず、
疲
(
つか
)
れていましたから、ほんとうに、どうしたら
旅費
(
りょひ
)
がつくれるだろうと
考
(
かんが
)
えながら、
少年
(
しょうねん
)
は
路
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いていました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
は、
北海道
(
ほっかいどう
)
に
知人
(
ちじん
)
がありますので、そこへ
頼
(
たよ
)
っていきたいと
思
(
おも
)
います。しかし、それにしては、すこし
旅費
(
りょひ
)
が
足
(
た
)
りません。それで、
死
(
し
)
んだ
父
(
ちち
)
の
形見
(
かたみ
)
ですが、ここに
時計
(
とけい
)
を
持
(
も
)
っています。
般若の面
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
村
(
むら
)
の
人
(
ひと
)
たちは
不平
(
ふへい
)
をいいながら、ふたたびくわを
取
(
と
)
るようになりましたが、
島
(
しま
)
からきた三
人
(
にん
)
の
男
(
おとこ
)
は、
帰
(
かえ
)
る
旅費
(
りょひ
)
もなく、いつまでも、
山
(
やま
)
の
小舎
(
こや
)
に
寝起
(
ねお
)
きをしていなければなりませんでした。
金が出ずに、なしの産まれた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、もうすこし
金
(
かね
)
がたまったら、それを
旅費
(
りょひ
)
にして、
西
(
にし
)
の
方
(
ほう
)
の
温泉場
(
おんせんば
)
をさして、
出
(
で
)
かけるつもりでいましたやさきでありましたから、
死
(
し
)
んでもこの
金
(
かね
)
は
出
(
だ
)
されないと
思
(
おも
)
っていました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまは、
旅費
(
りょひ
)
などは
用意
(
ようい
)
してきたので、べつにお
金
(
かね
)
はほしくもなかったが、こうしてしんせつに
知
(
し
)
らぬ
人
(
ひと
)
がいってくれるのを、あだに
思
(
おも
)
ってはならないと
思
(
おも
)
って、
深
(
ふか
)
くお
礼
(
れい
)
を
申
(
もう
)
されました。
お姫さまと乞食の女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
といって、
主人
(
しゅじん
)
は、
旅費
(
りょひ
)
とからすをおじいさんに
与
(
あた
)
えたのであります。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「はやく、
旅費
(
りょひ
)
だけでもかせいで
帰
(
かえ
)
りたいもんだ。」
金が出ずに、なしの産まれた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“旅費”の解説
旅費(りょひ)とは、「旅行」に掛かる費用のこと。
ここでの「旅行」には、出張、すなわち業務のために自分の勤務先以外のところに行くことも含む。
(出典:Wikipedia)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
費
常用漢字
小5
部首:⾙
12画
“旅”で始まる語句
旅
旅籠
旅籠屋
旅人
旅宿
旅行
旅館
旅商人
旅立
旅舎