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散策
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さんさく
ふりがな文庫
“
散策
(
さんさく
)” の例文
半日
(
はんにち
)
の
散策
(
さんさく
)
、
神祇
(
しんぎ
)
あり、
釋教
(
しやくけう
)
あり、
戀
(
こひ
)
あり、
無常
(
むじやう
)
あり、
景
(
けい
)
あり、
人
(
ひと
)
あり、
從
(
したが
)
うて
又
(
また
)
情
(
じやう
)
あり、
錢
(
ぜに
)
の
少
(
すくな
)
きをいかにせむ。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ブーロウニュの森の
一処
(
ひとところ
)
をそっくり運んで来たようなショーウインドウを見る。枯れてまでどこ
迄
(
まで
)
もデリカを失わない
木
(
こ
)
の葉のなかへ、スマートな男女
散策
(
さんさく
)
の人形を置いたりしている。
巴里の秋
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
其
(
そ
)
の
穿物
(
はきもの
)
が
重
(
おも
)
いために、
細君
(
さいくん
)
の
足
(
あし
)
の
運
(
はこ
)
び
敏活
(
びんくわつ
)
ならず。が
其
(
それ
)
の
所爲
(
せゐ
)
で
散策
(
さんさく
)
に
恁
(
かゝ
)
る
長時間
(
ちやうじかん
)
を
費
(
つひや
)
したのではない。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さま/″\の
女
(
をんな
)
を
引込
(
ひつこ
)
むのを
術
(
て
)
としたが、
當春
(
たうしゆん
)
、
天氣
(
てんき
)
麗
(
うらゝ
)
かに、
桃
(
もゝ
)
の
花
(
はな
)
のとろりと
咲亂
(
さきみだ
)
れた、
暖
(
あたゝか
)
い
柳
(
やなぎ
)
の
中
(
なか
)
を、
川上
(
かはかみ
)
へ
細
(
ほそ
)
い
杖
(
ステツキ
)
で
散策
(
さんさく
)
した
時
(
とき
)
、
上流
(
じやうりう
)
の
方
(
かた
)
より
柳
(
やなぎ
)
の
如
(
ごと
)
く、
流
(
ながれ
)
に
靡
(
なび
)
いて
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さて
銀側
(
ぎんがは
)
の
懷中
(
くわいちう
)
時計
(
どけい
)
は、
散策
(
さんさく
)
の
際
(
さい
)
も
身
(
み
)
を
放
(
はな
)
さず、
件
(
くだん
)
の
帶
(
おび
)
に
卷着
(
まきつ
)
けてあるのだから、
時
(
とき
)
は
自分
(
じぶん
)
にも
明
(
あきら
)
かであらう、
前
(
さき
)
に
郵便局
(
いうびんきよく
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
つたのが
六時
(
ろくじ
)
三十分
(
さんじつぷん
)
で、
歸
(
かへ
)
り
途
(
みち
)
に
通懸
(
とほりかゝ
)
つたのが
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
そこで、
欄干
(
らんかん
)
を
掻
(
か
)
い
擦
(
さす
)
った、この楽器に別れて、
散策
(
さんさく
)
の
畦
(
あぜ
)
を
行
(
ゆ
)
く。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
(
その
)
去
(
さ
)
つて
暫時
(
ざんじ
)
來
(
きた
)
らざる
間
(
あひだ
)
を
窺
(
うかゞ
)
うて、
老若
(
らうにやく
)
爭
(
あらそ
)
うて
散策
(
さんさく
)
野遊
(
やいう
)
を
試
(
こゝろ
)
む。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“散策(
散歩
)”の解説
散歩(さんぽ、en: a walk, a stroll, a turn、fr: promenade)とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである。散策(さんさく)、そぞろ歩き、逍遥(しょうよう)ともいう。
(出典:Wikipedia)
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
策
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
“散策”で始まる語句
散策子