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御願
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おねが
ふりがな文庫
“
御願
(
おねが
)” の例文
二
年
(
ねん
)
も三
年
(
ねん
)
も
泣盡
(
なきつく
)
して
今日
(
けふ
)
といふ
今日
(
けふ
)
どうでも
離縁
(
りゑん
)
を
貰
(
もら
)
ふて
頂
(
いたゞ
)
かうと
决心
(
けつしん
)
の
臍
(
ほぞ
)
をかためました、
何
(
ど
)
うぞ
御願
(
おねが
)
ひで
御座
(
ござ
)
ります
離縁
(
りゑん
)
の
状
(
じやう
)
を
取
(
と
)
つて
下
(
くだ
)
され
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御願
(
おねが
)
ひ申ますと其所を立去り夫より所々を回りて我家へ歸るや否や
親分
(
おやぶん
)
の方へ
行
(
ゆき
)
親分に御聞申ことがあると云ゆゑ長兵衞は何事ならんと
心配
(
しんぱい
)
して
其譯
(
そのわけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此事
(
このこと
)
は
旦那樣
(
だんなさま
)
にも
奧樣
(
おくさま
)
にも
毎度
(
いくたび
)
か
申上
(
まうしあ
)
げて、
何卒
(
どうか
)
今夜
(
こんや
)
の
御出帆
(
ごしゆつぱん
)
丈
(
だ
)
けは
御見合
(
おみあは
)
せ
下
(
くだ
)
さいと
御願
(
おねが
)
ひ
申
(
まう
)
したのですが、
御兩方
(
おふたり
)
共
(
とも
)
たゞ
笑
(
わら
)
つて「
亞尼
(
アンニー
)
や
其樣
(
そんな
)
に
心配
(
しんぱい
)
するには
及
(
およ
)
ばないよ。」と
仰
(
おほ
)
せあるばかり
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
これやモウ
程
(
ほど
)
なく十
時
(
じ
)
になるが
關
(
せき
)
は
泊
(
とま
)
つて
行
(
い
)
つて
宜
(
よ
)
いのかの、
歸
(
かへ
)
るならば
最
(
も
)
も
歸
(
かへ
)
らねば
成
(
な
)
るまいぞと
氣
(
き
)
を
引
(
ひ
)
いて
見
(
み
)
る
親
(
おや
)
の
顏
(
かほ
)
、
娘
(
むすめ
)
は
今更
(
いまさら
)
のやうに
見上
(
みあ
)
げて
御父樣
(
おとつさん
)
私
(
わたくし
)
は
御願
(
おねが
)
ひがあつて
出
(
で
)
たので
御座
(
ござ
)
ります
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
知
(
し
)
らぬ
身
(
み
)
のお
八重
(
やへ
)
が
素振
(
そぶ
)
り
得
(
ゐ
)
も
察
(
さつ
)
せず
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
や
我身
(
わがみ
)
大事
(
だいじ
)
にかけるとて
痩
(
や
)
せ
見
(
み
)
ゆるほど
心配
(
しんぱい
)
させし
和女
(
そなた
)
の
情
(
なさけ
)
は
忘
(
わす
)
れぬなり
左
(
さ
)
りながら
如何
(
いか
)
ほど
盡
(
つ
)
くしてくるゝ
共
(
とも
)
なるまじき
願
(
ねが
)
ひぞとは
漸〻
(
やう/\
)
に
斷念
(
あきらめ
)
たり
夫
(
それ
)
につきて
又
(
また
)
別
(
べつ
)
に
父樣
(
と さま
)
母
(
はゝ
)
さまへの
御願
(
おねが
)
ひあれど
御
(
お
)
二
タ
方
(
かた
)
なり
和女
(
そなた
)
なりに
歎
(
なげ
)
きを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“御願”の意味
《名詞》
阿弥陀如来の衆生を救済しようという誓願。
貴人の祈願の尊敬語。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
願
常用漢字
小4
部首:⾴
19画
“御願”で始まる語句
御願寺
御願掛