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待
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また
ふりがな文庫
“
待
(
また
)” の例文
待
(
また
)
ず
夫々
(
それ/″\
)
へ奉公すべし
兩刀
(
りやうたう
)
を
帶
(
たい
)
する者は皆々
天子
(
てんし
)
の家來なるぞ必ず忠臣二君に仕へずとの
言葉
(
ことば
)
を用ゆるな
浪人
(
らうにん
)
を致して居て越前の
行末
(
ゆくすゑ
)
かと
後指
(
うしろゆび
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「むずかしい病気なのかね。もうお
父
(
と
)
っさんが帰ってお
出
(
いで
)
になるだろうから、
待
(
また
)
せて置けば
好
(
い
)
いじゃないか」
カズイスチカ
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
待
(
また
)
っせえ、あいにく
襷
(
たすき
)
がねえ、
私
(
わし
)
がこの一張羅の三尺じゃあ間に合うめえ! と、
可
(
よ
)
かろう、合したものの上へ
〆
(
し
)
めるんだ、濡れていても構うめえ、どッこいしょ。」
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
生田なる者に対する逮捕状を
認
(
したゝ
)
めて差出すや目科は受取るより早く、余と共に狂気の如く裁判所を走り出、
待
(
また
)
せある馬車に乗り、ロイドレ街を指して馬の足の続く限り
走
(
はしら
)
せたり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
けれども十分とは自分を
待
(
また
)
さなかった、彼の
起
(
たち
)
あがるや病人の
如
(
ごと
)
く、何となく力なげであったが、
起
(
た
)
ったと思うと
其
(
その
)
儘
(
まま
)
くるりと
後向
(
うしろむき
)
になって、砂山の
崕
(
がけ
)
に面と向き、右の手で其
麓
(
ふもと
)
を掘りはじめた。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
又
熊捕
(
くまとり
)
の
場数
(
ばかず
)
を
蹈
(
ふみ
)
たる
剛勇
(
がうゆう
)
の者は一
連
(
れん
)
の
猟師
(
れふし
)
を熊の
居
(
を
)
る穴の前に
待
(
また
)
せ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
遲
(
おそ
)
しと
待
(
また
)
れける頃は
享保
(
きやうほ
)
十一
丙午年
(
ひのえうまどし
)
四月十一日天一坊は
供揃
(
ともぞろ
)
ひして御城代の
屋敷
(
やしき
)
へ
赴
(
おも
)
むく
其行列
(
そのぎやうれつ
)
には先に
白木
(
しらき
)
の
長持
(
ながもち
)
二
棹
(
さを
)
萌黄純子
(
もえぎどんす
)
に
葵御紋付
(
あふひごもんつき
)
の
油箪
(
ゆたん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まあ、
待
(
また
)
つせえよ、
私
(
わし
)
が
今
(
いま
)
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
究
(
きは
)
め其夜兩國橋へ行き
既
(
すで
)
に身を
投
(
なげ
)
んと
爲
(
し
)
たりし
際
(
とき
)
小提灯
(
こちやうちん
)
を持ちたる男
馳寄
(
かけよつ
)
てヤレ
待
(
また
)
れよと吉之助を
抱
(
いだ
)
き
止
(
とゞ
)
めるに
否々
(
いな/\
)
是非死なねばならぬ事あり
此所
(
ここ
)
放
(
はな
)
してと云ふを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“待”を含む語句
待遇
招待
待合
款待
欵待
相待
接待
待遠
歓待
期待
請待
待兼
辻待
心待
待合室
客待
管待
御待
庚申待
款待振
...