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女子
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おんな
ふりがな文庫
“
女子
(
おんな
)” の例文
こはそもいかに! 賊は
暴
(
あら
)
くれたる大の
男
(
おのこ
)
にはあらで、
軆度
(
とりなり
)
優しき
女子
(
おんな
)
ならんとは、渠は今その正体を見て、
与
(
くみ
)
しやすしと思えば
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二十三年前に捨てた
女子
(
おんな
)
に似て居るところは無いか。母親はお前に捨てられてから、犬のように十年も生きて居たよ。
死の予告
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
私
(
わたくし
)
はただ
自分
(
じぶん
)
の
気
(
き
)
が
済
(
す
)
むように、一と
筋
(
すじ
)
に
女子
(
おんな
)
として
当
(
あた
)
り
前
(
まえ
)
の
途
(
みち
)
を
踏
(
ふ
)
んだまでのことなのでございまして……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
己は誰も云いそうな、簡単で平凡な
詞
(
ことば
)
と矛盾しているような表情を再びこの
女子
(
おんな
)
の目の中に見出した。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
男子も交る時もありましたが、集りは多く
女子
(
おんな
)
ばかりで、それも年若い美しい方たちが
重
(
おも
)
でした。
大塚楠緒子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
お力も
何処
(
どこ
)
となく
懐
(
なつ
)
かしく思ふかして三日見えねば
文
(
ふみ
)
をやるほどの様子を、
朋輩
(
ほうばい
)
の
女子
(
おんな
)
ども岡焼ながら
弄
(
から
)
かひては、力ちやんお楽しみであらうね、
男振
(
おとこぶり
)
はよし気前はよし
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「このような深夜にこのような処で若い
女子
(
おんな
)
がただ一人何が悲しくて泣いておるぞ」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
えゝ
女子
(
おんな
)
の
綺麗
(
きれえ
)
な所を見せなくちゃアなんねえ……綺麗な虫は……ア玉虫が
宜
(
え
)
い、女の美しいのを
女郎屋
(
じょろや
)
などでは
好
(
い
)
い玉だてえから、玉虫のようなお前様を
一
(
ひ
)
と目見るより、いなご
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
カムの
女子
(
おんな
)
達はどうも余程
情
(
すげ
)
ないようで、愛らしい所はちっともない。チベットの人間は
表面
(
うわべ
)
は男もおとなしいように見えて居るくらいであるから、女もまたなかなか表面は優しく見えて居る。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
途中で、ははあ、これが二十世紀の人間だな、と思うのを御覧なすったら、
男子
(
おとこ
)
でも
女子
(
おんな
)
でもですね、
唐突
(
だしぬけ
)
に
南無阿弥陀仏
(
なむあみだぶつ
)
と声をかけてお試しなさい。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
力
(
りき
)
も
何處
(
どこ
)
となく
懷
(
なつ
)
かしく
思
(
おも
)
ふかして三日
見
(
み
)
えねば
文
(
ふみ
)
をやるほどの
樣子
(
やうす
)
を、
朋輩
(
ほうばい
)
の
女子
(
おんな
)
ども
岡燒
(
おかやき
)
ながら
弄
(
から
)
かひては、
力
(
りき
)
ちやんお
樂
(
たの
)
しみであらうね、
男振
(
おとこぶり
)
はよし
氣前
(
きまへ
)
はよし
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
えゝ
引続
(
ひきつゞき
)
のお梅粂之助のお話。何ういう
理由
(
わけ
)
か
女子
(
おんな
)
の名を先に云って
男子
(
おとこ
)
の名を
後
(
あと
)
で呼ぶ。お花半七とか、お染久松とか、夕霧伊左衞門とかいうような訳で、実に
可笑
(
おか
)
しいものでござります。
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
大門際
(
おほもんぎわ
)
に
喧嘩
(
けんくわ
)
かひと出るもありけり、見よや
女子
(
おんな
)
の
勢力
(
いきほひ
)
と言はぬばかり、
春秋
(
はるあき
)
しらぬ五丁町の
賑
(
にぎは
)
ひ、送りの
提燈
(
かんばん
)
いま
流行
(
はや
)
らねど、茶屋が
廻女
(
まわし
)
の
雪駄
(
せつた
)
のおとに響き通へる歌舞
音曲
(
おんぎよく
)
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
など遣ったものだが、あえてこれは
冷評
(
ひやか
)
したのではない。その証拠には、小松原と一足
違
(
ちがい
)
に内を出て、
女子
(
おんな
)
扇と御経料を帯に挟んで、じりじりと蝉の鳴く路を、
某寺
(
なにがしじ
)
へ。供養のため——
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
無念の情は
勃然
(
ぼつぜん
)
として起これり。
繊弱
(
かよわ
)
き
女子
(
おんな
)
の身なりしことの
口惜
(
くちお
)
しさ!
男子
(
おとこ
)
にてあらましかばなど、言い
効
(
がい
)
もなき
意気地
(
いくじ
)
なさを
憶
(
おも
)
い出でて、しばしはその恨めしき地を去るに忍びざりき。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
微笑
(
ほおえ
)
みつつ
女子
(
おんな
)
はかく言い捨てて乗り込みたり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“女子”の意味
《名詞》
女子(じょし / おなご / おみなご / おんなご / にょし / めこ / めなご)
女の子。
むすめ。
女の人、女性。
(出典:Wiktionary)
“女子(
女性
)”の解説
女性(じょせい、el: γυναίκα、en: woman)は、男性と対比されるヒト(人間)の性別であり、女の人。一般的に「女性」という語は成人の女を指す。未成年の女子に対しては「少女」となり、小児の場合は「女の子」や「女児」となる。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“女子”で始まる語句
女子衆
女子供
女子共
女子蛆
女子達
女子連
女子方
女子染
女子等
女子教育