地上ちじよう)” の例文
ぎに富山縣とやまけん高岡市たかをかし末廣町すゑひろちようにある七本杉しちほんすぎは、地上ちじよう五尺ごしやくのところで幹廻みきまは六十六尺ろくじゆうろくしやくたか二十餘間にじゆうよけん樹齡じゆれい一千年いつせんねんとなへられてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
わたし先頃さきごろフランスの西海岸にしかいがんにあるカルナックといふところおほきいいしつたのでありますが、いまみつつにをれて地上ちじようたふれてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
たとひ家屋かおく倒伏とうふくすることがあつても、小屋組こやぐみだけはもとのまゝのかたちをして地上ちじよう直接ちよくせつ屋根やねあらはすことは、大地震だいぢしん場合ばあひ普通ふつう現象げんしようである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これはみきのまはりが、地上ちじよう五尺ごしやくたかさのところでしたが七十三尺八寸しちじゆうさんじやくはつすんあり、根元ねもとのまはりは百二十五尺四寸ひやくにじゆうごしやくしすんもあつて、たかさは十五間じゆうごけん樹齡じゆれい八百年はつぴやくねんはれてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
讀者どくしやこゝろみに地震計ぢしんけい原理げんり想像そう/″\してみるがよい。地上ちじよう萬物ばんぶつ地震ぢしんのときみなすのに、自分じぶんだけ空間くうかんもとてんからうごかないといふような方法ほう/\工夫くふうしなければなるまい。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
いつたいまるつかは、どこのくにでもむかしからあるのでありまして、人間にんげん死體したいをまづ地上ちじよういたうへつちりかけると、自然しぜんまるつかかたち出來できるのでありますから、どこのくに人間にんげんでも
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
もと/\地上ちじよう植物しよくぶつ生長せいちようするには、土壤どじようのほかに、𤍠ねつひかりみづとがなくてはなりません。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
また菜花煙さいかえん彼方此方かなたこなた電光でんこうひらめくのがられる。このさい雷鳴らいめい噴火ふんかおとはうむられてしまふが、これはたん噴煙上ふんえんじようにて放電ほうでんするのみで、地上ちじよう落雷らくらいしたれいがないといはれてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もし鎔融状ようゆうじようのまゝのものが地上ちじようちるさい、ある程度ていど冷却れいきやくしてゐたならば、空中旅行中くうちゆうりよこうちゆう回轉運動かいてんうんどうのためにつたかたち維持いじし、そのまゝ、つむがた鰹節形かつぶしがた皿形樣さらがたよう火山彈かざんだんとなり
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)