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代理
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だいり
ふりがな文庫
“
代理
(
だいり
)” の例文
「
半助
(
はんすけ
)
どのに、
代理
(
だいり
)
をお願いいたしたい。この呂宋兵衛は、さきごろ
桑名
(
くわな
)
で少し
右腕
(
みぎうで
)
をいためておりますので……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
太郎樣
(
たらうさま
)
への
朝參
(
あさまゐ
)
りは
母
(
かゝ
)
さんが
代理
(
だいり
)
してやれば
御免
(
ごめん
)
こふむれとありしに、いゑ/\
姉
(
ねえ
)
さんの
繁昌
(
はんじよう
)
するやうにと
私
(
わたし
)
が
願
(
ぐわん
)
をかけたのなれば、
參
(
まゐ
)
らねば
氣
(
き
)
が
濟
(
す
)
まぬ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
神武天皇
(
じんむてんのう
)
が、
大和
(
やまと
)
の
國
(
くに
)
のたかさじ
野
(
の
)
といふところで、
後
(
のち
)
に
皇后樣
(
こう/″\さま
)
になられた、いすけより
媛
(
ひめ
)
といふお
方
(
かた
)
に、
初
(
はじ
)
めてお
會
(
あ
)
ひなされた
時
(
とき
)
、お
伴
(
とも
)
のおほくめの
命
(
みこと
)
が、
天皇樣
(
てんのうさま
)
の
代理
(
だいり
)
で
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
父
(
ちゝ
)
の
死
(
し
)
んだ
時
(
とき
)
、
東京
(
とうきやう
)
で
逢
(
あ
)
つた
小六
(
ころく
)
を
覺
(
おぼ
)
えてゐる
丈
(
だけ
)
だから、いまだに
小六
(
ころく
)
を
他愛
(
たあい
)
ない
小供
(
こども
)
位
(
ぐらゐ
)
に
想像
(
さうざう
)
するので、
自分
(
じぶん
)
の
代理
(
だいり
)
に
叔父
(
をぢ
)
と
交渉
(
かうせふ
)
させ
樣抔
(
やうなど
)
と
云
(
い
)
ふ
氣
(
き
)
は
無論
(
むろん
)
起
(
おこ
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
御安心
(
ごあんしん
)
なさいまし、
大丈夫
(
だいぢやうぶ
)
でせう。」といふ
所
(
ところ
)
へ、
濱野
(
はまの
)
さんが、
下駄
(
げた
)
を
鳴
(
なら
)
して
飛
(
と
)
んで
戻
(
もど
)
つて、「づか/\
庭
(
には
)
から
入
(
はひ
)
りますとね、それ、あの
爺
(
ぢい
)
さん。」といふ、
某邸
(
ぼうてい
)
の
代理
(
だいり
)
に
夜番
(
よばん
)
に
出
(
で
)
て
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
仁和賀
(
にわか
)
の
金棒
(
かなぼう
)
に
親父
(
おやぢ
)
の
代理
(
だいり
)
をつとめしより
氣位
(
きぐらい
)
ゑらく
成
(
な
)
りて、
帶
(
おび
)
は
腰
(
こし
)
の
先
(
さき
)
に、
返事
(
へんじ
)
は
鼻
(
はな
)
の
先
(
さき
)
にていふ
物
(
もの
)
と
定
(
さだ
)
め、にくらしき
風俗
(
ふうぞく
)
、あれが
頭
(
かしら
)
の
子
(
こ
)
でなくばと
鳶人足
(
とびにんそく
)
が
女房
(
にようぼう
)
の
蔭口
(
かげぐち
)
に
聞
(
きこ
)
えぬ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“代理”の意味
《名詞》
代 理(だいり)
本人に代って役目を処理すること。
(法律)本人に代ってする意思表示の法律効果が本人に帰属する制度。
(出典:Wiktionary)
“代理”の解説
代理 (だいり) とは、ある者に本人に代わって一定の行為を行う権限(代理権)が与えられている場合に、その者(代理人)が行った行為の効果が本人に帰属する制度。
(出典:Wikipedia)
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
“代理”で始まる語句
代理大使
代理殺人者
代理人
代理店
代理執行官
代理検察官