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乾
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かわか
ふりがな文庫
“
乾
(
かわか
)” の例文
その役目は抜穂の田に出て稲を抜き
乾
(
かわか
)
し収める以外に、九月にその稲を京都に運んで行く時にも、
木棉鬘
(
ゆうかずら
)
を着けて引道する者はこの稲実公であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
洗
(
あら
)
つては
乾
(
かわか
)
し/\
屡
(
しば/\
)
それが
反覆
(
はんぷく
)
されてだん/\に
薄青
(
うすあを
)
く、さうして
闇
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
をさへ
明
(
あかる
)
くする
程
(
ほど
)
純白
(
じゆんぱく
)
に
曝
(
さら
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
どりゃ、
太陽
(
ひ
)
が
其
(
その
)
燃
(
も
)
ゆるやうな
眼
(
まなこ
)
を
擧
(
あ
)
げて
今日
(
けふ
)
の
晝
(
ひる
)
を
慰
(
なぐさ
)
め、
昨夜
(
さくや
)
の
濕氣
(
しっき
)
を
乾
(
かわか
)
す
前
(
まへ
)
に、
毒
(
どく
)
ある
草
(
くさ
)
や
貴
(
たふと
)
い
液
(
しる
)
を
出
(
だ
)
す
花
(
はな
)
どもを
摘
(
つ
)
んで、
吾等
(
われら
)
の
此
(
この
)
籃
(
かご
)
を一
杯
(
ぱい
)
にせねばならぬ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
着物
(
きもの
)
は
申
(
まを
)
すまでもなし、
土
(
つち
)
と
砂利
(
じやり
)
と
松脂
(
まつやに
)
と
飴
(
あめ
)
ン
棒
(
ぼう
)
を
等分
(
とうぶん
)
に
交
(
ま
)
ぜて
天日
(
てんぴ
)
に
乾
(
かわか
)
したものに
外
(
ほか
)
ならず。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
苅羽郡
(
かりはこほり
)
(越後)
椎谷
(
しひや
)
の
漁人
(
ぎよじん
)
(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上に
漁
(
すなどり
)
して一木の流れ
漂
(
たゞよ
)
ふを見て薪にせばやとて
拾
(
ひろ
)
ひ取て家にかへり、水を
乾
(
かわか
)
さんとて
庇
(
ひさし
)
に立寄おきしを
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
依つてその國王が
畏
(
お
)
じ恐れて、「今から後は天皇の御命令のままに
馬飼
(
うまかい
)
として、毎年多くの船の腹を
乾
(
かわか
)
さず、
柁檝
(
かじさお
)
を
乾
(
かわか
)
さずに、天地のあらんかぎり、止まずにお仕え申し上げましよう」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「別に女房に甘いってわけじゃないんですよ、奥さん。実は私、他に着物がないから、洗濯して火で
乾
(
かわか
)
して、
綿
(
わた
)
を入れて、元通りに縫う間、裸で寒いから布団にくるまっているって算段なんですよ」
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
苅羽郡
(
かりはこほり
)
(越後)
椎谷
(
しひや
)
の
漁人
(
ぎよじん
)
(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上に
漁
(
すなどり
)
して一木の流れ
漂
(
たゞよ
)
ふを見て薪にせばやとて
拾
(
ひろ
)
ひ取て家にかへり、水を
乾
(
かわか
)
さんとて
庇
(
ひさし
)
に立寄おきしを
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“乾”の意味
《名詞》
(いぬい)北西の方角。戌(いぬ)と亥(い)の間であることから。
(出典:Wiktionary)
“乾”の解説
乾(けん)は八卦の一つ。卦の形はであり、三爻がすべて陽。または六十四卦の一つであり、乾為天。乾下乾上で構成される。
(出典:Wikipedia)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
“乾”を含む語句
乾燥
乾酪
乾干
乾魚
干乾
乾涸
乾葡萄
乾飯
乾坤
乾物
乾草
乾枯
乾鮭
生乾
乾杯
乾菓子
乾菜
乾田
乾麺麭
乾声
...