“薄青”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすあを88.9%
うすあお11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書状は薄青うすあをい状袋へ這入つてゐた。北海道にゐるちゝから三千代へあてたものであつた。三千代は状袋のなかから長い手紙をして、代助に見せた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まじへてくすんだきたなさやしろれて薄青うすあをいつやゝかなまめつぶ威勢ゐせいよくしてみんなからしたもぐんでしまふ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それもつか薄青うすあお渦紋かもんにかわり、消えてしまった。しかし、ぼく達は、相手のない、不敵さで、ただ、漕いだ。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)