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うすあお
ふりがな文庫
“うすあお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
淡蒼
31.3%
薄蒼
31.3%
淡青
18.8%
微青
6.3%
淡碧
6.3%
薄青
6.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淡蒼
(逆引き)
がったんがったんと
懈
(
だる
)
い音を立てて水車が一日廻っていたが、
小雨
(
こさめ
)
などの降る日には、そこいらの杉木立ちの隙に
藁家
(
わらや
)
から立ち昇る煙が、
淡蒼
(
うすあお
)
く湿気のある空気に
融
(
と
)
け込んで
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
うすあお(淡蒼)の例文をもっと
(5作品)
見る
薄蒼
(逆引き)
二本の足を硬く
揃
(
そろ
)
えて、胴と直線に伸ばしていた。自分は籠の
傍
(
わき
)
に立って、じっと文鳥を見守った。黒い眼を
眠
(
ねぶ
)
っている。
瞼
(
まぶた
)
の色は
薄蒼
(
うすあお
)
く変った。
文鳥
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
うすあお(薄蒼)の例文をもっと
(5作品)
見る
淡青
(逆引き)
河南の草も
萌
(
も
)
え、河北の山も
淡青
(
うすあお
)
い。江風は
温
(
ぬる
)
く、関羽の髯をなぶり、赤兎馬の
鬣
(
たてがみ
)
をそよ吹いてゆく。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うすあお(淡青)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
微青
(逆引き)
謙作はちょとお辞儀をして、煙草を前の灰皿に置いて
微青
(
うすあお
)
く見えるその液体を口にした。それはウイスキーの薄いような味の物であった。
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
うすあお(微青)の例文をもっと
(1作品)
見る
淡碧
(逆引き)
山から取って来てその水に
浸
(
つ
)
けてある
淡色
(
うすいろ
)
の夏雪草などを眺めながら、笹村は筋肉のふやけきったような体を湯に浸していた。湯気で曇った硝子窓には、庭の立ち木の影が
淡碧
(
うすあお
)
く映っていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
うすあお(淡碧)の例文をもっと
(1作品)
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薄青
(逆引き)
それも
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
、
薄青
(
うすあお
)
い
渦紋
(
かもん
)
にかわり、消えてしまった。しかし、ぼく達は、相手のない、不敵さで、ただ、漕いだ。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
うすあお(薄青)の例文をもっと
(1作品)
見る
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