淡碧うすあお)” の例文
山から取って来てその水にけてある淡色うすいろの夏雪草などを眺めながら、笹村は筋肉のふやけきったような体を湯に浸していた。湯気で曇った硝子窓には、庭の立ち木の影が淡碧うすあおく映っていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)