“生乾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまがわ50.0%
なまかわ25.0%
なまび25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろ彼も三日三晩寝ないので、生乾なまがわきの荒壁みたいな顔をしていたのである。眼は真っ赤だし、胸もはかまも泥まみれだった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生乾なまかわきのはぎあわせの裾をさばいて、うねうねとした黒土の小道を、上の森陰の部落をさしていっさんに上って行った。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
原稿料なんか一文も要らん。上等の日本酒と海苔のりと醤油があれば宜しい。はや生乾なまびが好きなんだが、コイツはちょっと無かろうて……。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)