“乾麺麭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんめんぽう33.3%
かんパン33.3%
ビスクィート33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等は、早朝から雪の曠野こうやを歩いているのであった。彼等は、昼に、パンと乾麺麭かんめんぽうをかじり、雪を食ってのどを湿した。
渦巻ける烏の群 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
背嚢ルックザックから乾麺麭かんパンの包みを取りだすと、てのひらの中でこなごなにくだき、たいへん熟練したやりかたでつばといっしょに飲みにしてしまう。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
が、それにしても、あまりに奇異な景観に、誰も彼も魂をうばわれ、乾麺麭ビスクィートを手に持ったまま、喰べることも忘れて、茫然と眺めいっていた。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)