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立働
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たちはたら
ふりがな文庫
“
立働
(
たちはたら
)” の例文
余所
(
よそ
)
の見る目もいと
殊勝
(
しゅしょう
)
に
立働
(
たちはたら
)
きてゐたりしが、
故
(
ゆえ
)
あつて再び身を
新橋
(
しんばし
)
の
教坊
(
きょうぼう
)
に置き
藤間某
(
ふじまなにがし
)
と名乗りて
児女
(
じじょ
)
に
歌舞
(
かぶ
)
を
教
(
おし
)
ゆ。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
さし出し夫より
四邊
(
あたり
)
を
立働
(
たちはたら
)
く
隙
(
ひま
)
に
傍
(
かたは
)
らに立掛ありし鐵の
延棒
(
のべぼう
)
を
故意
(
わざ
)
と足にて
蹴倒
(
けたふ
)
し見るに少しも
動
(
うご
)
かず因て彌助は目方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
普請
(
ふしん
)
はもう八
分
(
ぶ
)
通
(
どお
)
りも
進行
(
しんこう
)
して
居
(
お
)
り、
大工
(
だいく
)
やら、
屋根職
(
やねや
)
やらが、
何
(
いず
)
れも
忙
(
いそ
)
がしそうに
立働
(
たちはたら
)
いているのが
見
(
み
)
えました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
極めて清潔なると器具配置の
整頓
(
せいとん
)
せると
立働
(
たちはたら
)
きの便利なると
鼠
(
ねずみ
)
の
竄入
(
ざんにゅう
)
せざると全体の衛生的なるとはこの台所の特長なり。口画を
披
(
ひら
)
く者は土間の中央に一大ストーブの
据
(
すえ
)
られたるを見ん。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
お房は、チヤブ臺を
持出
(
もちだ
)
したり、まめ/\しく
立働
(
たちはたら
)
いて、お
膳
(
ぜん
)
の
支度
(
したく
)
をしてゐる。周三は
物珍
(
ものめづ
)
らしげに
那
(
あ
)
れを見たり是れを見たりして、きよろついてゐると、軈てお膳に向ふ
段取
(
だんどり
)
となる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
扨
(
さて
)
その翌朝になると、番人夫婦が
甲斐甲斐
(
かいがい
)
しく
立働
(
たちはたら
)
いて、朝飯の
卓子
(
テーブル
)
にも
種々
(
いろいろ
)
の御馳走が出る、その際、
昨夜
(
ゆうべ
)
の一件を
噺
(
はな
)
し出そうかと、幾たびか口の
端
(
さき
)
まで出かかったが、フト私の胸に
泛
(
うか
)
んだのは
画工と幽霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
申立るにぞ原田
始
(
はじ
)
め一同笑ひに
堪兼
(
たへかね
)
最
(
もう
)
宜々
(
よい/\
)
林藏が
戻
(
もど
)
り次第に
早々
(
さう/\
)
知
(
しら
)
せろコリヤ
家主
(
いへぬし
)
嘉右衞門林藏が歸りしならば
早速
(
さつそく
)
に
同道
(
どうだう
)
せよと申付られ
引取所
(
ひきとるところ
)
へ林藏は
立戻
(
たちもど
)
りし故に
家主
(
いへぬし
)
嘉右衞門は林藏に
斯
(
かく
)
と申
聞
(
きけ
)
ければ林藏は
何事
(
なにごと
)
やらんと
怖々
(
こは/″\
)
ながら
其所
(
そこ
)
へ出れば
町方
(
まちかた
)
役人村役人二人共
附添
(
つきそひ
)
手先
(
てさき
)
の者は
立働
(
たちはたら
)
き一
同
(
どう
)
居並
(
ゐなら
)
んで居る故只
肝
(
きも
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
働
常用漢字
小4
部首:⼈
13画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞