“たちはたら”の漢字の書き方と例文
語句割合
立働100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極めて清潔なると器具配置の整頓せいとんせると立働たちはたらきの便利なるとねずみ竄入ざんにゅうせざると全体の衛生的なるとはこの台所の特長なり。口画をひらく者は土間の中央に一大ストーブのすえられたるを見ん。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
お房は、チヤブ臺を持出もちだしたり、まめ/\しく立働たちはたらいて、おぜん支度したくをしてゐる。周三は物珍ものめづらしげにれを見たり是れを見たりして、きよろついてゐると、軈てお膳に向ふ段取だんどりとなる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
さてその翌朝になると、番人夫婦が甲斐甲斐かいがいしく立働たちはたらいて、朝飯の卓子テーブルにも種々いろいろの御馳走が出る、その際、昨夜ゆうべの一件をはなし出そうかと、幾たびか口のさきまで出かかったが、フト私の胸にうかんだのは
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)